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ストレッチ専門店を多店舗展開すべきでない理由

足のストレッチをするトレーナーと女性客

2019年09月25日更新

この記事のポイント

・リラックゼーションとして好まれるのはマッサージ
・知識とスキルのあるストレッチトレーナーの人材確保は難しい
・トレーナーの技術を保った出店ペースが他店舗展開で成功するポイント

リラックゼーションとして好まれるのはマッサージ

パーソナルストレッチは、ストレッチトレーナーの手によって、一人ではなかなか引き延ばせないところまで筋肉が引き延ばすことが可能です。
また、やり方によっては代謝も上がるため、ストレッチはエクササイズとマッサージの中間のような存在です。
しかし、ストレッチは目的に合わせて正しく行わないと、なんとなく気持ちいい程度の効果しか与えられません。

マッサージは表面的で一時的なアプローチで、ストレッチは身体の根本に効果的なアプローチだと謳うストレッチ専門店も多いかと思います。

しかし、単純にリラクゼーション効果を得たいのであれば、ストレッチよりもマッサージの方が効果は高いでしょう。
例えばタイ古式マッサージは、ストレッチとマッサージのハイブリッド型のリラクゼーションもあり、世界一気持ちいいマッサージと称されるほどリラクゼーション効果が期待できます。
ある程度の指圧で人は気持ちよいと感じるため、格安マッサージチェーン店の技術でも十分気持ちよくなれるのがマッサージの特徴だといえます。
ストレス社会と言われる現代では、肩こり腰痛に加えて心身の疲れを取り除くためにマッサージを利用する人が多いのも現状です。

ストレッチは人材確保が難しい

ストレッチは多店舗展開には向いていない理由は、人材確保の難しさだと言えます。
ストレッチ専門店の運営で成功することと、ストレッチで効果を上げることは必ずしも一致しません。
身体に関する技術は、とても繊細です。
技術を追いつかせるための研修は並大抵のことではありません。

しかしフランチャイズで急速に店舗を増やし、研修もままならないようなアルバイトにストレッチを提供させていては、パッケージ化された商品の提供くらいしかできないでしょう。
そのやり方で姿勢改善や骨盤調整などの美容矯正、腰痛・肩こりなどの改善は見込めないと思います。

実際にリアルの現場でトレーナーとして活動していればわかることなのですが、身体の癖や状態は人それぞれです。
ストレッチが効果的な場合もあれば、エクササイズが効果的な場合もあります。
さらに、深くつきつめれば皮膚や内臓へのアプローチなど必要になるケースも出てきます。
肩こり・腰痛改善などの不調の根本解決や、姿勢改善・骨盤調整などの美容矯正を目的とした場合、単純にパッケージ化されたストレッチを提供することでは、改善効果は期待できません。
一人一人の身体の特徴を理解して改善できる知識を身に付けるのは、簡単ではないのです。

これは、パーソナルトレーニングでも同様のことが言えます。
ダイエット専門店のパーソナルトレーナーように指導が単純でパッケージ化しても効果を出しやすい商品を除き、パーソナルトレーニングという商品自体が多店舗展開には向いていないと言えます。
ダイエット指導は簡単ですが、ボディメイクは難しいと言うのと同様に、リラクゼーションマッサージは簡単ですが、不調の根本改善や美容矯正は難しいのです。
そのため、ストレッチ専門店を複数展開していくには、は豊富な知識と的確な技術を提供できるトレーナーの確保が一つの壁となるのです。 

[参考ブログ記事]
ボディワーカーたる者、ピラティス、ストレッチ、トレーニングなどの引き出しを数多く持つべし!
 

アスリートが皆、身体の仕組みを知り尽くしているわけではありません。

例えば、身体が資本のアスリートを雇用できれば、優秀な人材が確保できるのではないだろうかという案もあるかもしれません。
競技生活の傍らで生活費を稼ぎたいアスリートや、引退後のセカンドキャリアで就職先が見つからないアスリートは多いので、マイナー競技を中心としたアスリートを中心に大量に雇用するという考え方もあるでしょう。
個人的には元アスリートを応援したいですし、アスリートのセカンドキャリアを支援することは素晴らしい取り組みだと思います。
しかし、アスリートが身体の仕組みを知りつくし、トレーナーとしての技術と知識が優れているわけではありません。
身体の仕組みを知らずとも、感覚で競技ができてしまうことがほとんどだからです。
やはり、ストレッチトレーナーになるには、トレーナーとして確実に学び、指導経験を積む必要があると思います。

ストレッチ専門店の複数展開の壁

つまり、単純にリラクゼーションを求めるならば、人はマッサージに行くでしょう。
また、ストレッチの目的をリラクゼーションではなく、身体の不調などの根本解決に持っていくならば、正しい知識を持ったストレッチトレーナーを増やせるかという課題もあります。
もちろん、やり方次第で多店舗展開は十分できます。
しかし、急速な拡大を行なった場合は、それについていけるほど、個々の身体に合わせて適切なアプローチができる優秀な人材が確保できるのかには疑問が残ります。

ブームに乗って、店舗を増やし、売上を増やすことで資金調達し、さらに出店を加速していく方法や、上場、M&Aによる売却を狙い、実現できるのであれば課題は変わるでしょう。

[参考ブログ記事]
ストレッチとマッサージの違い。ストレッチがブームで終わらない理由
 

トレーナーの技術レベルを保った出店ペースが成功の秘訣

ストレッチ専門店を開店すること、複数店舗展開する上で大切なのは、トレーナーの技術を保った出店ペースです。
ストレッチトレーナーになり、1店舗に集中する、もしくは目が行き届く範囲で、人が育ってきたら複数店舗展開していく、というやり方であれば十分に成功できると思います。

確かな技術によるサービスの提供で、姿勢改善など身体の変化に気づくことができれば、リピーターも増えるでしょう。

ストレッチブームは確実に来ており、ブームの波に乗っかり上手く運営すれば、間違いなく繁盛店にできます。
知名度が広まっているが、まだまだ少ない地域では特にチャンスと言えるでしょう。

ストレッチ自体は何十年も昔から効果が実証されているアプローチ方法ですし、○○メソッドのように流行で消えることはあり得ません。
講義経験豊富なストレッチ資格スクール講師の元で学べば、ストレッチは身体の仕組みの基礎を習得する意味でも非常に優れたアプローチ方法です。
身体に関する知識に自信がないトレーナーや、これからトレーナー・インストラクターを目指す方にとってもは、とても良いメソッドと言えるでしょう。

カラダメンテ養成スクールにもストレッチ専門店を開店したいという目的をもった方が、ストレッチ資格スクールに入学されます。
その場合は、マイクロスタジオで、ストレッチトレーナーのスキルを保てる出店ペースにしておくことをおすすめしています。
資本を集めて急速にストレッチ専門店を多店舗展開していく、という目的よりは、個人・フリーランスで活動するトレーナー・インストラクター・セラピストになるために身体の使い方を学びたい方や、1〜5店舗くらいまででマイクロスタジオ設立を目指す方、既に他の技術を持っていて+αでストレッチを学びたい方にとっては、ストレッチトレーナー資格は十分に活用できるのではないかと思います。

[参考ブログ記事]
ストレッチトレーナーの年収・報酬
ヨガインストラクターやパーソナルトレーナーにとって資格は本当に必要なのか?
ヨガインストラクターにこそ、ストレッチ資格はおすすめ!

 

 

この記事の著者
山川和樹

監修者

山川和樹

フリーパーソナルトレーナー活動を経たのち起業。
「カラダメンテ」「カラダメンテ養成スクール」「ヨガステ」「資格のマナビバ」の4ブランドを立ち上げる。
会社経営する傍ら、プロボクサーとして東洋太平洋・日本王者、フィリピン王者とも4度戦った。
”起業”と”プロボクサー”二足わらじの経験から、多様な働き方を推奨し、アスリートのセカンドキャリア支援活動にも力を入れる。
海外や日本全国で資格関連の講師活動や講演、ヘルスケアアプリ開発アドバイザー、書籍・雑誌の監修、TV・インターネットTVなど、メディア出演多数。

[経歴]
・株式会社メイド・イン・ジャパン代表取締役
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)理事

[保有資格]
・IBMA認定パーソナルストレッチマスタートレーナー
・IBMA認定ピラティスマスターインストラクター
・加圧国際大学認定KAATSUスペシャルインストラクター
・米国ISNF認定サプリメントアドバイザー

[Twitter]@kazukazeymkw
[note]note.mu/kazukaze
[ブログ]ameblo.jp/kazukaze/
[Instagram]@kazukaze


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フリーパーソナルトレーナー活動を経たのち起業。
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会社経営する傍ら、プロボクサーとして東洋太平洋・日本王者、フィリピン王者とも4度戦った。
”起業”と”プロボクサー”二足わらじの経験から、多様な働き方を推奨し、アスリートのセカンドキャリア支援活動にも力を入れる。
海外や日本全国で資格関連の講師活動や講演、ヘルスケアアプリ開発アドバイザー、書籍・雑誌の監修、TV・インターネットTVなど、メディア出演多数。

[経歴]
・株式会社メイド・イン・ジャパン代表取締役
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)理事

[保有資格]
・IBMA認定パーソナルストレッチマスタートレーナー
・IBMA認定ピラティスマスターインストラクター
・加圧国際大学認定KAATSUスペシャルインストラクター
・米国ISNF認定サプリメントアドバイザー

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