- ダイエット
ヤセているのに「ヤセたい!」が口グセの女子へ。

・BMIとは、ヤセか肥満かどうかを判断する基準であり、ヤセたい願望をもつ女性は、自身の数値と平均値を知っておくべき。
・20代の日本人女性のヤセの割合は、20.7%(平成28年)であり、既に痩せているのに、間違ったダイエットをしている人が多い。
・BMI値が低くても、二の腕や太腿の脂肪が気になる方は、ダイエットよりも筋トレと正しい食事によるボディメイクが効果的。
・筋肉と体脂肪は密度(単位体積あたりの質量)が違うため、脂肪は筋肉より約25%も膨張して見える。
・ボディメイクで正しく栄養を摂りながら筋トレを行うことで体脂肪を減らし、健康的に美しい身体を目指すことが大切。
✔︎ BMIとは何?
✔︎ ヤセているのに「ヤセたい!」が口グセの女子に必要なのは「ダイエット」じゃない?
✔︎ なぜ、ボディメイクでは筋トレが必要なのか?
✔︎ BMIが低いのにヤセたい女子は、まずは筋トレで引き締め効果を
✔︎ まとめ
BMIとは、体脂肪率は考慮せず、身長に対する体重の割合で、ヤセか肥満かどうかを判断する基準のことです。
BMI = 体重(kg)÷身長(m)÷ 身長(m)
で計算します。(年齢、性別に関わらず、平均値は22とされます。)
BMIは、肥満の方のダイエットの目標値として計算することが多いのですが、私は、ヤセたい願望をもつ女性はみな計算しておくべきだと思います。
[参考ブログ記事]
あっという間に、正月太りを解消する方法
実は、日本人女性のBMIは近年減り続けています。
厚生労働省が発表した、平成28年「国民健康・栄養調査」の結果によると、20代女性のBMI18.5以下のヤセの割合は、なんと20.7%。
日本では25以上が肥満とされますが、国際的な基準は30以上です。
日本の肥満基準が厳しいことを考慮すると、世界基準でもBMI18.5以下というのは、かなりヤセ型に分類されるといえるでしょう。
どうみてもヤセているのに、やみくもに「ヤセたーい」を繰り返すのは健康にとって良いものではありません。
既にBMI値では日本人女性の2割はヤセているのです。
しかし、憧れのモデルさんのBMIは18.5以下のことも多いです。
また、自分のBMIを計算すると結構低いにも関わらず、二の腕はプヨプヨし、スキニーを履けば太腿が気になる…。まだまだヤセなければ!
そう考えてしまう女性はとても多いです。
この場合に必要なのは、ダイエットではなく、“ボディメイク”です。
ボディメイクとは、ヤセること(ダイエット)ではなく、正しく栄養を摂り、身体の使い方を変え、必要な部分に筋肉をつけることです。
ボディメイクに取り組むことで、あなたのプロポーションは変わります。
[参考ブログ記事]
脚やせダイエットはこうやる!正しい美脚の作り方
ボディメイクでは、体重よりも体脂肪率が重要視されます。
これはいったいなぜでしょうか?
これは、脂肪と筋肉では体積の違いがあるためです。
同じ体重でも、体脂肪率の違いによってプロポーションは大いに違って見えます。
例えば、体重50kgで体脂肪率22%の脂肪量は11kg。
一方、体脂肪率34%の脂肪量は17kgにもなります。
この6kgの重さの違いが、筋肉なのか脂肪なのかの違いですが、脂肪の6kgは筋肉よりも25%増しに見えてしまいます。
なぜなら、筋肉と体脂肪では密度(単位体積あたりの質量)が違うからです。
脂肪の体積は水の1.1倍、筋肉は0.9倍。つまり体積の違いは、1.1(脂肪)÷ 0.9(筋肉)= 1.22
これが約25%増しの理屈です。(※計算を簡単にするために25%としています)
つまり、質が違うだけで、あなたの身体は25%(この場合は1.5kg)も余分に膨張して見えるのです。
例えるならば、これは1.5ℓ以上の大きさのペットボトルが身体についていることになります。
腰回りに脂肪がたまりやすい方は1.5ℓのペットボトルが腰回りにつきますし、太腿にたまりやすい方は太腿にくっついていると想像してみましょう。
同じ体重なのに見た目の差はけっこうあります。
さらに、筋肉は姿勢を美しく保つ機能があるため、スラっとして見えます。
一方、脂肪はボテっとだらしなく見えてしまいます。
筋トレで必要な部分に筋肉をつけることは、ボディメイクの基本なのです。
BMIと類似の用語で、LBM(リーン・ボディ・マス)という用語があります。
LBMとは、身体を構成する体脂肪を除いた、筋肉・骨・内臓や水分などの総量のことです。
LBM = 体重(kg)- 体脂肪量(kg)
※体脂肪量は体重×体脂肪率で計算できます
ボディメイクでは、まずLBMを増やすことを意識すると良いでしょう。
そのためには、日頃の身体の使い方を変え、必要な部分に筋肉をつけるトレーニングが必須です。
ヤセか肥満かどうかを判断する基準である、BMIの自身の数値を計算してみましょう。
BMI値が低いのに、二の腕や太腿の脂肪が気になる方は、ダイエットよりも筋トレと正しい食事によるボディメイクが効果的です。
筋肉より約25%も膨張して見える体脂肪を減らし、適切な場所の筋肉を鍛える筋トレで、あなたのプロポーションは変わります。
食べないダイエットをしようとすれば、確実に筋肉は落ち、体重も減っていきます。
しかし、それではLBMが下がり、脂肪よりも筋肉が落ちて、結局二の腕のプヨプヨも変わらないという残念な結果となります。
食べないダイエットではなく、正しく食べてボディメイクをしましょう!
ボディメイクの前提は「正しく栄養を摂ること」です。
BMI18.5以下のヤセ型の人は、必要な栄養素が足りていないことが多いため、まず必要な栄養素を正しく摂取することが大切です。
BMIが18.5を下回るヤセ型の人は、BMIが25以上の肥満と比べても死亡率が高くなるとの研究結果も出ています。
慢性的な低栄養・栄養不足では、健康も害してしまう可能性があるのです。
ただ体重を減らすダイエットではなく、BMIをチェックして自分の身体の状態を知り、何が本当に必要なのか見極めてくださいね!
そのダイエット、ホントに必要ですか?
[ダイエット・ボディメイクのスペシャリストを目指す!]
ダイエット×ボディメイクトレーナー養成講座(準資格取得講座)
[ボディメイク・姿勢改善を習得!パーソナルトレーナーを目指す方は]
IBMA認定パーソナルトレーナー資格取得コース
[パーソナルトレーナーの登竜門資格「ストレッチトレーナー」資格を取得!]
IBMA認定パーソナルストレッチトレーナー資格スクール
[ダイエットやボディメイクで美しい体型を目指す!]
女性専用パーソナルトレーニングジム「カラダメンテ」
[参考ブログ記事]
筋肉痛が出るまでトレーニングしないともったいないという神話
ダイエットを10分でまとめてみた。

監修者
山川和風
フリーパーソナルトレーナー活動を経たのち起業。
「カラダメンテ」「カラダメンテ養成スクール」「ヨガステ」「資格のマナビバ」の4ブランドを立ち上げる。
会社経営する傍ら、プロボクサーとして東洋太平洋・日本王者、フィリピン王者とも4度戦った。
”起業”と”プロボクサー”二足わらじの経験から、多様な働き方を推奨し、アスリートのセカンドキャリア支援活動にも力を入れる。
海外や日本全国で資格関連の講師活動や講演、ヘルスケアアプリ開発アドバイザー、書籍・雑誌の監修、TV・インターネットTVなど、メディア出演多数。
[経歴]
・株式会社メイド・イン・ジャパン代表取締役
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)理事
[保有資格]
・IBMA認定パーソナルストレッチマスタートレーナー
・IBMA認定ピラティスマスターインストラクター
・加圧国際大学認定KAATSUスペシャルインストラクター
・米国ISNF認定サプリメントアドバイザー
[ブログ]ameblo.jp/kazukaze/
[Twitter]@kazukazeymkw
[Instagram]@kazukaze
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会社経営する傍ら、プロボクサーとして東洋太平洋・日本王者、フィリピン王者とも4度戦った。
”起業”と”プロボクサー”二足わらじの経験から、多様な働き方を推奨し、アスリートのセカンドキャリア支援活動にも力を入れる。
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