資格のマナビバ

トレーナー・インストラクター
資格取得のための学べる動画メディア

メニュー
  • 資格スクール・ワークショップレポート

「ボディワーカーのためのエクササイズアプローチ講座」ワークショップレポート

うつ伏せに寝た生徒に指導をする講師

2019年09月25日更新

ワークショップレポート!ボディワーカーのためのエクササイズアプローチ講座

肩こりや腰痛などの慢性痛を改善するためにパーソナルトレーニングを行っても、高い効果を実感できないのはなぜでしょうか?

いわゆる「ウェイトトレーニング(筋トレ)」で筋力と筋量をアップさせる事が、必ずしも機能改善には繋がるとは限りません。
しかも不適切なトレーニングは、逆に慢性痛を悪化させるなどの機能障害のきっかけとなる場合もあります。

このワークショップでは、従来のエクササイズ方法に加え、発育運動学の考えを組み合わせることで、身体の使い方が原因で起きる機能障害の改善アプローチ方法を学びます。
アスリートだけでなく、中高年向けの運動指導を行っているパーソナルトレーナーの方にも、ぜひおすすめしたいワークショップです!

フィットネス先進国アメリカで発表されたばかりの最新情報も得られます!

今回は、パーソナルトレーナー、ダンス指導者、整体師など、既にボディワーカーとして活動している方々が参加されていました。
講義の前半ではまず、機能的なエクササイズの定義や、目的、そしてエクササイズを行う時のルールやコンセプトを座学にて学んでいきます。
前半は座学が多いですが、ここで学んだ事が後半で習得するエクササイズ方法のベースとなるので大事なところです!
座学だと眠くなる事もあるかもしれませんが、落ちてはいけません!
理論だけでなく、フィットネス先進国、アメリカで発表されたばかりの新しい情報が得られるのも、この講師ならではなのです!

身体のスイッチをON/OFFに切り替える!?

講義は、まず機能的なエクササイズとは何なのか?というところからディスカッションしていました。
従来のウェイトトレーニングでは、”筋肉の部分的機能としての十分な強さは得られるが、姿勢安定機能の改善には繋がらない”とまとめていました。
そして、不適切なエクササイズは、逆に機能障害のきっかけとなってしまうそうです!
バランスが崩れた運動パターンが何度も繰り返される事により、機能障害は起こります。
逆に言うと、理想的な運動パターンを繰り返すよう、筋の再教育を行う事により、機能障害を軽減したり、改善が期待できる!という事ではないでしょうか。

講師曰く、スイッチのON/OFFの切り替えが重要との事!
例えばアスリートの場合、クライアントが行っている競技の特性により、競技中はアンバランスさが必要になってくる事もあります。
競技中はそれでも良いのですが、競技とは関係ない日常生活の中でもその動作を繰り返していると機能障害につながるので最適ではないという事です。
他にも、バレエダンサーは、競技中は肩をグッと下げて胸を張って少し腰が反れた状態を維持する必要がありますが、日常生活もその姿勢でいると腰痛などの慢性痛に繋がる可能性があるのです。

このようにスイッチのON/OFFの切り替えは、身体(筋肉)にとっても必要という事でした!
常に使っている筋肉を休ませ、普段使われていない筋肉を機能させる。
そうする事で、ある特定の部位に過度の負担がかからないようになります。

まずは不適切な運動パターンを認識すること

次に、機能的なエクササイズの目的、ゴールについても共有が行われました。

まず一番に重要なのは、「不適切」な運動パターンを認識する事。
パーソナルトレーナーがクライアントに「気付き」を与える事の大切さ。

そして、不適切な運動パターンを認識した後は、正しい運動パターンの学習。
この不適切な運動パターンの認識と、正しい運動動作の学習の繰り返しを行う事によって、
意識的から無意識に適切な運動動作が行えるようになるのです!

それを日常生活へと繋げていく事により、ADL(Activity of Daily Living)の向上に繋がる、という事でした。

すぐに現場で使える機能的なエクササイズ方法を習得していきます!

その後は、基本となるルール、コンセプトを学びます。
関節の構造や多関節筋・単関節筋のそれぞれの役割、発育運動学の応用から来たOKC(オープンキネティックチェーン)・CKC(クローズドキネティックチェーン)の概念など。

ここでは用語のみのご紹介となりますが、実際の講義では講師が一つ一つのコンセプトと、どのようにエクササイズ方法に取り入れられているかをその都度、例などを用いて分かりやすく噛み砕いて説明してくれるので、安心です!
また時折、質問がないかどうか聞いてもくれるので、わからない事があれば質問しやすい雰囲気でしたよ!

一通りのルールを学んだ後は、評価の方法や、エクササイズの進め方について、実際に身体を動かしながら学んでいきます。
座学も非常に重要ですが、やはりここからが楽しい所ですね!
そして、ここは実際に講義を受けて体感してほしいワークでもあります!
エクササイズの進め方では、どのようなエクササイズを行うかの選択方法や負荷設定の行い方などを学びました。

その後、上肢と下肢それぞれに対しての、エクササイズアプローチ方法を実践で学んでいきます。
この部分では、パートナー毎に分かれ、実際にエクササイズ指導を行っていきます。評価、どのエクササイズを選ぶかの選択、そしてエクササイズのキューイングまでを通して行っていきます。

講義の最中に、クライアントに高齢者が多いのでより安全に行うにはどうしたら良いか、限られた施術時間の中でどう優先順位をつけていくか、などの意見も出て、活発に議論がされていました。
自分の現場だったらどう使うか?までを想定して講義を受けると、得るものも変わってきますね!

ご参加いただいたお客様の声

・とても丁寧でわかりやすかった。エクササイズを通して、筋肉の可動性、協調性も学べて良かったです!
・機能改善エクササイズの理論が良く解りました。施術に活かしたアプローチが出来そうです。
・自分の身体の使い方のクセを知る良いきっかけになりました!

パーソナルトレーナーとしての幅を広げたい方、発育運動学に興味のある方、怪我の予防など機能改善トレーニング方法を探している方、ぜひこの講座を受けてみて下さいね!

今回レポートをしたワークショップはこちらです!
ボディワーカーのためのエクササイズアプローチ講座

[参考ブログ記事]
ワークショップレポート!IBMA認定資格者・スクール入学希望者向けストレッチ無料勉強会
トレーニングとコンディショニングはどっちが大切?
ボディワーカーが知っておくべきたった1つのこと

この記事の著者
カラダメンテ養成スクール

東京でボディーワークの資格取得を目指す「カラダメンテ養成スクール」
IBMA認定資格、加圧国際大学認定資格など、ボディワークに関する権威のある資格取得を目指すスクールです。

①ヨガインストラクター資格
②ピラティスインストラクター資格
③パーソナルストレッチトレーナー資格
④パーソナルトレーナー資格
⑤タイ古式マッサージセラピスト資格
⑥加圧トレーニングインストラクター資格

6つの資格コースと数々のワークショップを開催しています。
https://school.karadamainte.com/


カラダメンテ養成スクールの書いた記事を見る

この記事の著者
カラダメンテ養成スクール

監修者

カラダメンテ養成スクール

東京でボディーワークの資格取得を目指す「カラダメンテ養成スクール」
IBMA認定資格、加圧国際大学認定資格など、ボディワークに関する権威のある資格取得を目指すスクールです。

①ヨガインストラクター資格
②ピラティスインストラクター資格
③パーソナルストレッチトレーナー資格
④パーソナルトレーナー資格
⑤タイ古式マッサージセラピスト資格
⑥加圧トレーニングインストラクター資格

6つの資格コースと数々のワークショップを開催しています。
https://school.karadamainte.com/


ページトップに戻る