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  • タイ古式マッサージ・マッサージ

タイ古式マッサージの種類と10の「セン」の場所・効果とは?

タイ古式マッサージを受ける女性

2019年09月25日更新

タイ古式マッサージとは

タイ古式マッサージとは、タイ伝統医学や「セン」と呼ばれる10本のエネルギーライン(イタライン・ピンガラ・スマナ・カタラリ・サハサランシイ・タラリィ・チャンタプサン・ルチャン・スクマン・シキニー)に沿って施術を行うマッサージの種類の一つです。

ヨガのポーズを取り入れた動きも多く、指圧とストレッチを織り交ぜてゆったりとしたリズムで行うため、痛みもなくリラックス効果があると言われています。

タイ古式マッサージの起源は、約4000年前に生まれたインドの伝統医学”アーユルヴェータ”までさかのぼります。
アーユルヴェーダの古い文献には「身体を癒し丈夫にする方法」として記されていました。

タイには今から2500年程前に、仏教の僧侶たちがインドからタイに移り住む形で仏教が伝来し、マッサージの技術もこれと同時に伝わったと考えられています。

タイ古式マッサージの2大流派と違い

タイで行われているタイ古式マッサージには「ワットポースタイル」と「チェンマイスタイル」の2つの流派に大きく分けることができます。
おおもとの考え方は同じですが、重点を置くところがやや異なります。

ワットポースタイルとは

ワットポースタイルとは、バンコクスタイル(南部式タイ古式マッサージ)とも呼ばれ、タイ古式マッサージの総本山ともいえるバンコクの寺院Watpo(ワットポー)が近代化するにあたり、西洋の現代医学的見地から改良されたものです。
それまでマッサージは王宮のものというイメージがありましたが、民間の大勢の人が運用できるよう安全なものに再構築されました。
伝統を重視し、指圧を重点に置いたマッサージ法です。

チェンマイスタイルとは

チェンマイスタイルは、タイの北部で多く行われるスタイルです。
そのため、北部式タイ古式マッサージと言われることもあります。
タイ北部の山岳地帯の農村で発展したものであり、彼らの生活様式を反映して、足を使う方法と動的なストレッチが特徴的です。

現在行われているタイ古式マッサージは、このチェンマイスタイルの流れを汲んだものがほとんどです。
指圧だけでなくストレッチ要素を多く含み、施術者と一緒に全身を使って身体を伸ばしていく手法です。

 

ルーシーダットンとは

タイ古式マッサージの流れを汲む「ルーシーダットン」も、最近ではヨガスタジオなどでレッスンが行われています。
ルーシーダットンは、タイ古式マッサージに由来する伝統的なセルフストレッチ法です。

「ルーシー」は仙人、「ダット」はストレッチ、「トン」は自分自身を意味します。
それまでタイマッサージを提供していた仏教の僧侶たちが、自分たちの健康、厳しい修行からの回復のために行なっていたセルフストレッチ体操として広まりました。

毎日行なうことで自分自身で身体の歪みを矯正し,バランスを整えていく効果が期待でき、特に疲労回復やリラックス効果が高いと言われています。

1人で行えるため「タイ式ヨガ」と呼ばれることもありますが、瞑想や仏教修行からの癒しを目的とした体操であるルーシーダットンは、アーサナ(ポーズ)をすることで瞑想状態に到達しようとするヨガとは、目的が違うものとされています。

センとは?

タイ古式マッサージには流派がありますが、そのどのスタイルでも根本としているのが「セン」と呼ばれるエネルギーラインの考え方です。

タイ古式マッサージの基礎をなすタイ伝統の医学理論では、身体はエネルギーラインが相互に張りめぐらされた”クモの巣”のようなものと考えられています。

これが人体のあらゆる生命機能を支え、維持する力だとされています。

このエネルギーが滞りなく流れているときは、私たちの精神・身体はともに素晴らしい健康状態を保つことができます。
しかし、このエネルギーラインの流れが妨げられることで、身体の不調を産み、バランスを崩していくと考えられています。

タイ古式マッサージでは、この「セン」が72,000本も体内に巡っていると考えられています。
その中でも特に重要とされる10本のセンがあり、それを指で押したり、ストレッチを行うことにより、流れを活性化させ、全身にエネルギーが滞りなく流れるようにします。
この10本の重要だとされるセンのうち、6本が足の部分に集中しているため、タイ古式マッサージの施術では足の部分に半分以上の時間をかけるのです。

主要10のセンの場所と役割

・イタライン
場所:左の鼻孔から頭頂部や背中、左足裏を通って左側のお腹まで戻ってくるライン。
効果:鼻や腹部の不快感、左の肩こりの改善など

・ピンガラ
場所:右の鼻孔から頭頂部や背中、右足裏を通って左側のお腹まで戻ってくるライン。
効果:鼻や腹部の不快感、右の肩こりの改善など

・スマナ
場所:舌から食道を通り、胃まで続くライン。
効果:気管支系の不調改善

・カタラリ
場所:腹部から上へ伸びて腕の内側を流れるラインと、腹部から下部に伸びて足の裏まで続くライン。
効果:精神障害や自律神経系の不調改善

サハサランシイ
場所:左目から左の腹部、足裏まで伸びるライン。
効果:熱や白内障の予防や症状緩和

・タラリィ
場所:右目から右の腹部、足裏まで伸びるライン。
効果:熱や白内障の予防や症状緩和

・チャンタプサン(ラウサン)
場所:左耳から喉と胸を通ってお腹まで伸びるライン。
効果:耳や喉の不調、歯の痛みを和らげる

ルチャン(ウランガ)
場所:右耳から喉と胸を通ってお腹まで伸びるライン。
効果:耳や喉の不調、歯の痛みを和らげる

スクマン
場所:結腸から肛門へ流れるライン。
効果:生理不順や腹痛の改善

・シキニー
場所:おへそから尿道を通るライン。
効果:生理不順や腹痛の改善

タイ古式マッサージを学ぶなら資格取得がおすすめ

タイ古式の伝統医学に興味があるなら、資格スクールで深く学んでみることがおすすめです。
掻い摘みの知識ではなく、2大流派の流派を学び、セラピストとして施術ができるようになります。
タイ政府から認定を受けている資格スクールなども国内にはあり、資格取得後は信頼できるセラピストの指標となるでしょう。

また、サービス提供はもちろん、「セン」などの伝統知識を学ぶことは、ルーシーダットンなどをセルフストレッチとして自分の日常にも取り入れることができ、健康維持にも効果的でしょう。

 

[タイ国政府文部省・厚生省認定校(CCA)修了証を取得できる]
IBMA認定タイ古式マッサージセラピスト資格短期集中コース

[ストレッチをもっと深く学ぶ]
IBMA認定パーソナルストレッチトレーナー資格スクール

 

 

この記事の著者
naoco

監修者

naoco

複数のヨガスタジオ・スクール等の立ち上げに参画し、フリーランスヨガインストラクターとして独立。
ヨガ資格者養成講師として全国各地にヨガインストラクターを多数輩出しているヨガの専門家。
自身のヨガスタジオ「ナディーンヨガ」を主宰している。

[保有資格]
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ヨガマスターインストラクター
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ピラティスマスターインストラクター
・骨盤調整ヨガTT修了


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複数のヨガスタジオ・スクール等の立ち上げに参画し、フリーランスヨガインストラクターとして独立。
ヨガ資格者養成講師として全国各地にヨガインストラクターを多数輩出しているヨガの専門家。
自身のヨガスタジオ「ナディーンヨガ」を主宰している。

[保有資格]
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ヨガマスターインストラクター
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ピラティスマスターインストラクター
・骨盤調整ヨガTT修了


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