2019年05月12日更新

コアマッスルとは”骨盤”に付いている筋肉のことです。
人間にとって骨盤は”コア”、つまり身体の要であることを意味します。その骨盤に歪みがあれば、様々な不調の可能性が考えられるでしょう。

人間の骨盤の歪みは、主に4つのパターンに分類されます。
この講座では、骨盤の歪みパターンを4つに分類するテスト法と、歪みの矯正テクニックを習得します。
また、矯正後に適した12種類のセルフエクササイズも合わせて学ぶことで、ヨガインストラクターやセラピストなどのボディワーカーが、理論に基づいた包括的な骨盤調整アプローチができるようになります。

ボディワーカーやパーソナルトレーナーなど、エクササイズ指導者向けの講座になります。
女性のプロポーション改善を提供しているパーソナルトレーナーの方には、特におすすめのワークショップです。

このワークショップでは、
・骨盤周辺の筋肉群
・骨盤の歪み4つのパターン
・骨盤の歪みチェックテスト
・骨盤調整エクササイズ
を学んでいきます。
前半は骨盤理論、中盤から終盤にかけてはチェックテスト・エクササイズなどの実技を行います。

人間の内臓は非対称についていますよね？
例えば、肝臓は1.2〜1.4kg程度の重さがありますが、右側にしかついていません。
こうした内臓の非対称性が骨盤の歪みを生み、身体全体の歪み（姿勢の歪み）を生むのです。

骨盤は、非対称に配置された内臓により、骨盤にパターン化された歪みが現れるといえます。
例外はありますが、主に以下の4つに分類されます。
・左骨盤前傾パターン
・右骨盤前傾パターン
・両骨盤前傾パターン
・両骨盤後傾パターン
この後、このパターンに当てはまるかどうかをテストしていきます。

・腰部ローテーションテスト
・ロングシットテスト
・股関節90°屈曲テスト
・ASISの高さ視角テスト
・骨盤の傾き視角テスト

これらのテストで総合的に骨盤の歪みをチェックしていきます。
1つのテスト方法では材料が乏しくなってしまいますので、より正確に評価していくために5つのテストを行うのです。
ここで参加者の方々の骨盤の歪みパターンを見立てていきます。

いよいよ中盤以降は、12種類の骨盤調整エクササイズをひたすら習得します。
骨盤調整エクササイズといっても、何となく骨盤に効く！といった巷で溢れるワンパターンのエクササイズではありません。

例えば、矢状面上では「大腿二頭筋」にアプローチし、前額面上では「大内転筋」にアプローチ、水平面では「大臀筋」など、3つの面によりアプローチする筋肉を使い分けていきます。
そして、なぜその動きをするのか？という理論をエクササイズをしながら1つずつ丁寧に解説していました。
講師が、とにかく「なぜ？」をひも解いているのがとても印象的でした。
3時間のワークショップですが、知識もエクササイズも沢山得られて、非常に濃密な時間でした。

・エクササイズだけでなくチェックもあること、少人数制ということもあり、きちんと理解できるまで教えてもらえたのが良かったです！
・メモをとるのを待っていただけたり、メモを取るところも丁寧に伝えてくださったので、わかりやすい講義でした！
・とてもわかりやすく、すぐに実践できるエクササイズを学べて良かった。エクササイズは左右対称に行うものだと思っていたので、個々の状態に合わせて必要なものだけ行えばよいということが知れて良かった。
・骨盤の歪みを色々なエクササイズで調整できることを知り、勉強になりました。受講後、自分の身体もスッキリしていました。

今回レポートをしたワークショップはこちらです！
「ボディワーカーのための骨盤調整アプローチ講座」

［参考記事］
コアマッスルって何？骨盤調整はコアマッスルの機能を向上させる
ニュートラルポジションとは？
骨盤底筋群のトレーニングでゆがみ改善！
骨盤調整とは？”骨盤”が注目される理由