- ピラティス
ピラティスインストラクター資格の種類と流派まとめ。取得におすすめはどれ?
2019年09月25日更新
<この記事のポイント>
・ピラティスの資格の種類には大きく分けてマシンとマットの2つがある。
・それぞれの資格には流派があり、資格を発行している団体も多くある。
・おすすめは、解剖学から学べてサポートも充実した国際ボディメンテナンス協会(IBMA)のインストラクター資格であり、費用だけでなく通いやすさなども重視することが大切。
目次
ピラティスとは?
ピラティスは、ドイツ出身のジョセフ・ピラティス氏が、第一次世界大戦時に戦争で負傷をした兵士の回復のためのリハビリとして提唱したメソッドです。
そのため、コンディショニング要素も非常に強く、現在でもピラティススタジオやフィットネスジムやだけでなく、高齢者施設やリハビリセンターなどでも取り入れられています。
姿勢改善の効果も高いと言われ、モデルやスポーツ選手も多くの方が取り組んでいるため、インストラクターの需要も増え、資格の取得を目指す方も増加しています。
資格取得のメリットは?
ピラティスインストラクターになるためには、資格が必ずしも必要ではありません。
国家資格として認定されているものではないため、資格がなければレッスンを提供できないという決まりはないからです。
しかし、ピラティスインストラクターとして就職して仕事をしたい場合は、資格がなければ応募後の採用につながることは難しいでしょう。
資格を持って入れば、求人応募の際に有利となります。
また、独立開業を目指す方は、信頼できるピラティスインストラクターとしての指標として提示することができます。
また、資格取得のためにスクールに通った場合は、仲間もでき、インストラクター同士のネットワークも広がります。
一度卒業してもブラッシュアップやさらなるスキルアップができるワークショップなどにも参加できるため、資格を取得することで、さらにレベルの高いインストラクターを目指す環境ができるでしょう。
ピラティスの資格の種類は大きく2つ
ピラティスインストラクターの資格は、大きく「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2つの種類に分けられます。
「マットピラティス」は、ヨガマットなど(ピラティス専用の厚めのものもある)の上でエクササイズを行います。
一方「マシンピラティス」は「リフォーマー」と呼ばれるベッドの外枠のようなものや「チェア」「バレル」などの機械(マシン)を使うエクササイズです。
ヨガ スタジオなどで行われるピラティスのレッスンは「マットピラティス」が多く、マシンなどの設備があるピラティス専門スタジオでのみ「マシンピラティス」のレッスンも開催されます。
そのため、ピラティスインストラクターの資格取得を目指すなら、まずはマットピラティスの取得がおすすめです。
需要も多く、多くの資格スクールもマシンピラティスの資格受講条件をマットピラティスの資格保持者と設定しているところがほとんどです。
たくさんの流派や団体の特徴を理解しよう
資格の種類は2つに大別されますが、その中でも、ピラティス資格にはたくさんの流派が存在します。
どの流派もマットとマシンをベースに、様々なメソッドや考え方を元にエクササイズを考案しています。
それぞれの流派や団体が主催発行する資格は、取得に必要な費用が変わってきます。
ピラティス資格を取得するなら、どの流派や団体が発行している資格なのか、取得にはいくら費用が必要かなど、比較検討することをおすすめします。
ピラティスのおすすめ資格7選
国際ボディメンテナンス協会(IBMA)
国際ボディメンテナンス協会(IBMA)は、美容やヘルスケアなどのボディメンテナンスに特化した協会です。
確かな知識と技術を持った専門家である様々なボディメンテナンスの現場に携わる専門家を育成しており、ピラティスインストラクターだけでなく、ヨガやパーソナルトレーナーなどのライセンスを発行しています。
IBMA認定ピラティスインストラクター の資格は、3段階(ベーシック・アドバンス・マスター)と総合コース(CPI100)があります。
ベーシック資格だけでも60分程度のレッスンをデザインするスキルを身に付けることができますが、マスターまで取得することで、インストラクターを育成する指導者としても活躍できる知識を学べます。
さらに総合コース(CPI100)は、関連する複数の資格も取得でき、パーソナル指導も可能になる内容です。
IBMA認定ピラティスインストラクター資格のメリット
・ストレッチやヨガなどの資格も発行する、ボディメンテナンスにおいて信頼できる団体
・短期集中コースや通学コースがある
・取得資格によっては指導者育成やパーソナル指導などの知識まで身に付けることができる
費用
ベーシック(通学) | 189,000円 |
アドバンス(通学) | 216,000円 |
マスター(通学) | 120,000円 |
ベーシック(短期集中) | 99,000円 |
アドバンス(短期集中) | 108,000円 |
CPI100コース | 590,000円※キャンペーン適応時 |
IBMA認定ピラティスインストラクター資格コースの公式ウェブサイトはこちら
Peak Pilates
アメリカのピラティス団体で代表的なものの一つです。
マシンピラティスの設備もあり、マットとマシン(エクイップメント)の両方の資格を取得することが可能です。
ピークピラティス資格のメリット
・海外でも通用する資格
・マシンの設備もあり、資格にチャレンジできる
費用
ベーシックマット | 151,200円 |
インターメディエートマット | 86,400円 |
アドバンスマット | 86,400円 |
公式ウェブサイトはこちら
basi pilates
南カリフォルニア、ニューポートビーチに本部を構える、アメリカ最大級のピラティス教育団体です。
都内でピラティススタジオを展開する「zen pilates by basi」を中心に、東京・大阪・岩手・名古屋・北海道・仙台の6都市で、インストラクター養成講座を開催しています。
basi pilates資格のメリット
・海外でも通用する資格
・全国各地で講座開講
・系列のスタジオが各地にある
費用
マットピラティス | 306,000円 |
マットピラティスプラス | 555,600円 |
公式ウェブサイトはこちら
STOTT PILATES
カナダに本部を置く、海外のピラティス団体です。
ジョセフ・ピラティス氏の伝統的な考えに忠実ですが、それに解剖学などの現代的な要素を取り込んだメソッドで知られています。
STOTT PILATES資格のメリット
・海外でも通用する資格
・伝統的な考えと現代の融合
費用
インテンシブ・マット・プラス | 160,000〜180,000円 |
インテンシブ・リフォーマー(マシン) | 190,000〜200,000円 |
※資格取得コースを提供するスクールは日本に複数あり、講座によって金額が違うため、必ず問い合わせをしましょう。
公式ウェブサイトはこちら(英語)
phi pilates
大阪に日本の支部があるアメリカの団体。
東京でも認定校があり、資格取得コースも開催されています。
姿勢改善を重視した内容のピラティスメソッドです。
phi pilates資格のメリット
・姿勢改善のメソッドを学べる
・ワークショップ豊富
費用
マット | 237,600 円 |
チェアー | 128,000円 |
公式ウェブサイトはこちら
BESJ(Body Elements System Japan)
一般社団法人 ボディ・エレメント・システム・ジャパン。
医療的要素を多くしたメディカルピラティスや、ダンサーが安全に活動を続けられるように開発されたダンサー向けピラティスなど、多くの人に様々な目的で取り入れられるピラティスを提供する団体です。
BESJ資格のメリット
・医療的要素もあり、リハビリなどに活用しやすい
・ダンサー向けメソッドあり
費用
マット |
170,000円 |
マシーン | 260,000円 |
※認定校の開催コースにより料金が異なるため、必ずスクールのホームページをチェックしましょう。
公式ウェブサイトはこちら
JAPICA日本ピラティス指導者協会
欧米の団体が多いピラティス資格の中で、日本人の骨格に合うトレーニングを加えたピラティスを考案している団体です。
クライアント一人一人の身体状況やニーズに合った、きめ細かい対応ができる実践力のあるピラティスインストラクターの育成を目指しています。
JAPICAの資格のメリット
・日本人にあったトレーニング法を学べる
・各地でワークショップも豊富
費用
マット・ベーシック | 80,000円 |
マット・アドバンス | 200,000円 |
マシン | 650,000円 |
公式ウェブサイトはこちら
あなたに合った流派資格を選びましょう
ピラティスインストラクターの資格には、流派や団体が多いため種類もたくさんあります。
資格を取得するなら、専用の資格スクールに通うことをおすすめします。
実際に身体に触れながら、講師と学ぶことができるためです。
資格の種類とスクールを選ぶ際は、費用だけでなく、資格取得後の就職のサポートなどがあるかなども重視して選びましょう。
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資格のマナビバ編集部
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