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ストレッチ専門店を多店舗展開すべきでない理由

ストレッチ専門店を多店舗展開すべきでない理由

 

ストレッチよりもマッサージのが単純に気持ちいい


ストレッチトレーナーの手によって、一人ではなかなか引き延ばせないところまで筋肉が引き延ばされるパーソナルストレッチは、痛気持ちいいという表現がはまるでしょうか。
やり方によっては代謝も上がるため、ストレッチはエクササイズとマッサージの中間のような存在であり、マッサージは表面的なアプローチで、ストレッチは身体の根本に効果的なアプローチだと謳うストレッチ専門店も多いかと思います。
しかし、ストレッチは目的に合わせて正しく行わないと、なんとなく気持ちいい程度の効果しか与えられません。

それならば、ストレッチよりもマッサージを受けることの方がリラクゼーション効果は高いのではないでしょうか。
タイ古式マッサージなど、ストレッチとマッサージのハイブリッド型のリラクゼーションもあり、世界一気持ちいいマッサージと称されるほどリラクゼーション効果が期待できます。
ある程度の指圧で人は気持ちよいと感じるため、格安マッサージチェーン店の技術でも十分気持ちよくなれるのがマッサージの特徴だといえます。(中には、耐えられないほど合わない場合もありますが…。)
一方、もしストレッチにおいて、肩こり・腰痛改善などの不調の根本解決や、姿勢改善・骨盤調整などの美容矯正を目的とした場合、単純にパッケージ化されたストレッチを提供することでは、改善効果は期待できません。
なぜならば、人の身体は千差万別であり、そもそも、ストレッチはアプローチ法の一つでしかないからです。

実際にリアルの現場でトレーナーとして活動していればわかることなのですが、ストレッチが効果的な場合もあれば、エクササイズが効果的な場合もあるし、深くつきつめれば皮膚や内臓へのアプローチなど必要になるケースも出てきます。

[参考ブログ記事]
ボディワーカーたる者、ピラティス、ストレッチ、トレーニングなどの引き出しを数多く持つべし!
 

ストレッチは多店舗展開には向いていない理由は、人材確保の難しさ


もちろん、ストレッチ専門店を急速に出店・拡大している企業もあり、一概に成功しないとは言えません。
ブームを作れば一時的に「ストレッチ」というキーワードを聞いただけでも人は集まりますし、さらに、キャッチコピー次第でいくらでも集客はできるからです。
ただ、ストレッチ専門店の運営で成功することと、ストレッチで効果を上げることは必ずしも一致しません。

身体に関する技術は、とても繊細です。
技術を追いつかせるための研修は並大抵のことではありませんし、もちろんせっかく研修したのに、早期にトレーナーが退職することもでてくると思います。
フランチャイズで急速に店舗を増やし、もし、研修もままならないようなアルバイトにストレッチを提供させていては、パッケージ化された商品の提供くらいしかできないでしょうし、そのやり方で姿勢改善や骨盤調整などの美容矯正、腰痛・肩こりなどの改善は見込めないと思います。(もちろん、うまくはまって改善する場合もあるでしょう)

リラクゼーション効果としては、マッサージ(マッサージにストレッチを取り入れた方法も含む)に勝てないと思うので、ストレッチの効果を実感してもらうには、パッケージ化されたストレッチではなく、ストレッチの特徴を生かし身体の根本から改善することを徹底するしかありません。

これは、パーソナルトレーニングでも同様のことが言えます。
ダイエット専門店のパーソナルトレーナーように指導が単純でパッケージ化しても効果を出しやすい商品を除き、パーソナルトレーニングという商品自体が多店舗展開には向いていないと言えます。

ダイエット指導は簡単。しかし、ボディメイクは難しい。(部分やせなど)
同様に、リラクゼーションマッサージは簡単。しかし、不調の根本改善や美容矯正は難しい。

これは、そっくりそのまま人材確保の難しさにも当てはまるのです。
つまり、ストレッチは後者を目的とすることが多いので、その場合は豊富な知識と的確な技術を提供できるトレーナーの確保が一つの壁となります。
 

アスリートが皆、身体の仕組みを知り尽くしているわけではありません。


例えば、身体が資本のアスリートを雇用できれば、優秀な人材が確保できるのではないだろうかという案もあるかもしれません。競技生活の傍らで生活費を稼ぎたいアスリートや、引退後のセカンドキャリアで就職先が見つからないアスリートは多いので、マイナー競技を中心としたアスリートを中心に大量に雇用するという考え方もあるでしょう。
個人的には元アスリートを応援したいですし、アスリートのセカンドキャリアを支援することは素晴らしい取り組みだと思います。
しかし、アスリートが身体の仕組みを知りつくし、トレーナーとしての技術と知識が優れているわけではありません。身体の仕組みを知らずとも、感覚で競技ができてしまうことがほとんどだからです。
やはり、ストレッチトレーナーになるには、トレーナーとして確実に学び、指導経験を積む必要があると思います。

では果たして、身体の仕組みを理解し、お客様の問題を解決できる優秀なストレッチトレーナーが、急速に何人も生まれるでしょうか?
おそらく、どんなに優れた研修をもってしても難しいでしょう。繰り返しになりますが、人の身体は千差万別。個々に合わせてアプローチ方法を変えなければいけないからです。
 

サイバイマンのように増やせるほど、ストレッチでの体質改善アプローチは簡単ではない


つまり、単純にリラクゼーションを求めるならば、人はマッサージ(マッサージにストレッチを取り入れた方法も含む)に行くでしょうし、ストレッチの目的をリラクゼーションではなく、身体の不調などの根本解決に持っていくならば、正しい知識を持ったストレッチトレーナーをサイバイマンのように増やせるかと言うとそうではない気がします。
もちろん、やり方次第で多店舗展開は十分できると思いますが、急速な拡大についていけるほど、個々の身体に合わせて適切なアプローチができる優秀な人材が確保できるのかには疑問が残るのです。

それが、私が「ストレッチ専門店を多店舗展開すべきでない」という理由です。

因みに、ブームに乗って、店舗を増やし、売上を増やすことで資金調達し、さらに出店を加速していく。
流行りの「上場ゴール」もしくはM&Aによる売却を狙い、実現できるのであれば、今までの話は関係ないことを付け加えておきます。

[参考ブログ記事]
ストレッチとマッサージの違い。ストレッチがブームで終わらない理由
 

ストレッチ専門店においては、ストレッチトレーナーの技術レベルを保った出店ペースが成功の秘訣


では、ストレッチ専門店を開店することはやめた方がいいのでしょうか?
いえ、そうではありません。
ストレッチトレーナーになり、1店舗に集中する、もしくは目が行き届く範囲で、人が育ってきたら複数店舗展開していく、というやり方であれば十分に成功できると思います。
ストレッチブームは確実に来ており、ブームの波に乗っかり上手く運営すれば、間違いなく繁盛店にできます。
知名度が広まっているが、まだまだ少ない地域では特にチャンスと言えるでしょう。

そもそも、ストレッチ自体は何十年も昔から効果が実証されているアプローチ方法ですし、○○メソッドのように流行で消えることはあり得ません。
講義経験豊富なストレッチ資格スクール講師の元で学べば、ストレッチは身体の仕組みの基礎を習得する意味でも非常に優れたアプローチ方法であるため、身体に関する知識に自信がないトレーナーや、これからトレーナー・インストラクターを目指す方にとってもは、とても良いメソッドと言えるでしょう。

カラダメンテ養成スクールにもストレッチ専門店を開店したいという目的をもった方が、ストレッチ資格スクールに入学されます。
その場合は、マイクロスタジオで、ストレッチトレーナーのスキルを保てる出店ペースにしておくことをおすすめしています。
資本を集めて急速にストレッチ専門店を多店舗展開していく、という目的よりは、個人・フリーランスで活動するトレーナー・インストラクター・セラピストになるために身体の使い方を学びたい方や、1〜5店舗くらいまででマイクロスタジオ設立を目指す方、既に他の技術を持っていて+αでストレッチを学びたい方にとっては、ストレッチトレーナー資格は十分に活用できるのではないかと思います。

[参考ブログ記事]
ストレッチトレーナーの年収・報酬
ヨガインストラクターやパーソナルトレーナーにとって資格は本当に必要なのか?
ヨガインストラクターにこそ、ストレッチ資格はおすすめ!

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この記事の著者
山川和風

監修者

山川和風

フリーパーソナルトレーナー活動を経たのち起業。
カラダメンテ」「カラダメンテ養成スクール」「ヨガステ」「資格のマナビバ」の4ブランドを立ち上げる。
会社経営する傍ら、プロボクサーとして東洋太平洋・日本王者、フィリピン王者とも4度戦った。
”起業”と”プロボクサー”二足わらじの経験から、多様な働き方を推奨し、アスリートのセカンドキャリア支援活動にも力を入れる。
全国で資格関連の講師活動や講演、ヘルスケアアプリ開発アドバイザー、書籍・雑誌の監修、TV・インターネットTVなど、メディア出演多数。

[経歴]
株式会社メイド・イン・ジャパン代表取締役
IBMA(国際ボディメンテナンス協会)理事

[保有資格]
・IBMA認定パーソナルストレッチマスタートレーナー
・IBMA認定ピラティスマスターインストラクター
・加圧国際大学認定KAATSUスペシャルインストラクター
・米国ISNF認定サプリメントアドバイザー

[ブログ]ameblo.jp/kazukaze/
[Twitter]@kazukazeymkw
[Instagram]@kazukaze

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カラダメンテ」「カラダメンテ養成スクール」「ヨガステ」「資格のマナビバ」の4ブランドを立ち上げる。
会社経営する傍ら、プロボクサーとして東洋太平洋・日本王者、フィリピン王者とも4度戦った。
”起業”と”プロボクサー”二足わらじの経験から、多様な働き方を推奨し、アスリートのセカンドキャリア支援活動にも力を入れる。
全国で資格関連の講師活動や講演、ヘルスケアアプリ開発アドバイザー、書籍・雑誌の監修、TV・インターネットTVなど、メディア出演多数。

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