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年代別おすすめのヨガポーズ。練習のし方やポイントを抑えて生涯楽しむために

ヨガの合唱をするシニアの女性

2019年06月07日更新

ヨガは何才までできる?

ヨガは何才でも始められ、何才までも楽しむことが可能です。
ヨガの流派には様々なものがあり、動的で運動量が多いアシュタンガヨガ・ヴィニヤサヨガなどは若い時に行うと体力アップにもなるでしょう。
リラックス効果の高いリストラティブヨガなどは、自律神経を整え穏やかに身体を使えるため中高年以上の方にもおすすめです。
年齢や体力によって、様々な方法でヨガを行うことが可能です。

[参考ブログ記事]
海外で人気のヨガスタイル9選★違いを知って自分に合った種類を見つけよう!

年代別ヨガの効果とは

ヨガは、年代に関係なく共通のメリットとして、体力や筋力アップ・集中力のアップ・腰痛や肩こりの改善・骨盤調整・体幹(コア)の強化でバランス感覚が備わるなど、多くのメリットがあります。

その中でも、特に年代別に大きなメリットとなるものもあります。

<中高年のメリット>
・自律神経が整い、更年期の不調の軽減と予防
・リラックス効果
・基礎代謝の低下の予防

<シニアのメリット>
・筋力の維持
・骨密度の維持
・肺活量の増加による全身の活性化

年齢によって増えてくる不調を予防改善してくれる効果が高いとして、ヨガは年代に関わらず長く続けられています。

20・30代におすすめのヨガポーズとは

仕事を初めて運動の時間が減った、生活環境の乱れやストレスから太ってしまったという方も多いのではないでしょうか。
体力や筋力もしっかりとあるこの時期には、動的なヨガ流派や、体幹を鍛えられるポーズがおすすめです。

また、20代・30代では女性は特に出産や子育てを経験する方が増えてきます。
また、それに向けて大切な体力づくりや骨盤の安定をしっかりとさせておくことが重要な時期です。
骨盤の調整や下半身の強化ができるポーズも取り入れるといいでしょう。

<体幹を鍛えるポーズ例>
・船のポーズ

腹筋の強化や集中力の向上が期待できるポーズです。

<骨盤調整の効果があるポーズ例>
・半分の鳩のポーズ

股関節の歪みを取り除き、臀部のストレッチができるため、骨盤の歪みを整えるポーズです。

50代・60代におすすめのポーズとは

50代・60代は更年期のトラブルが増え、自律神経の乱れを感じる時期です。
自律神経を整える効果が高いポーズを取り入れることで、心身のバランスを整えるようにしましょう。

・うさぎのポーズ

肩こり解消や頭部のリフレッシュ、自律神経を刺激する効果があります。
首や肩に不安のある方は両手でしっかりとマットを押し、首に体重がかからないように注意します。

[参考ブログ記事]
【動画あり】更年期にヨガが効果的!中高年の年齢に合ったおすすめポーズと呼吸法

年代によってヨガとの向き合い方を変えていこう

まず20代、30代は基礎づくりの年代です。
人生でもたくさんのゴールを目指しているかもしれません。それらを追い求めるエネルギーも強さも情熱も十分にあります。
年を重ねると恐怖感が出てきたり、体力がなくて習得できないようなポーズには、今のうちに積極的にチャレンジしていく時です。
また不健康な生活パターンが定着してダメージを引き起こす前に、それに気づいて改善ができる素晴らしい時期でもあります。
ただし、やみくもに無理なポーズをしてはいけません。
しっかりとヨガの基礎を作っていくために、正しいポーズを学びましょう。
胸が落ちていないか?
肩が固まって前に丸くなっていないか?
体が片方に傾いていないか?
ポーズが改善すれば深い呼吸を導いてくれます。
さらに人生でも大きな変化とともに、この年代に特有のストレスと不安にも対処することができます。

20代、30代で懸命に人生を導いた後、40代、50代ではより落ち着いた気分へとシフトしていきます。
若い時に感じたほとばしるエネルギーや情熱は、年齢とともに安定し、内向的なエネルギーへと変わっていきます。
フィジカルな練習にも徐々に変化が訪れ、この年代では代謝低下や、筋力の低下、関節のこわばりといった身体的な変化が徐々に現れてきます。
また、内観的、内向的な練習を始めていないなら、これらの変化によっていよいよ必要性を感じてくる時です。
より慎重に繊細に練習に取り組んでいけるチャンスを逃さないようにしましょう。
エネルギーの状態により注意を向けて自分を酷使しないように気をつけます
長いホールドで無理をするよりは短い時間でポーズを繰り返すようにしましょう。

年代別にポーズ練習のし方も変えてみよう

年齢によって、体力や筋力は変わります。
ヨガのレッスンに行って、周囲と比べて頑張りすぎないようにしましょう。
自分自身の身体にあった運動量で長く続けることが健康の秘訣とも言えるでしょう。
1つのポーズの練習でも、年代によって練習のし方はたくさんあります。
バリエーションを使って調整しましょう。

半月のポーズ(アルダチャンドラアーサナ)の場合

[20代、30代]
ヨガの半月のポーズを行う女性
上げた脚をまっすぐ強く保ちます。
次に軸脚を外旋させ、太腿の外側全体を引き上げます。
次に上げている脚と体側を互いに離すように伸ばします。
最後に両腕を広げて両足をまっすぐに伸ばしながら、骨盤の前側、腹部、胸を天井に向かって引き上げていきます。

[40代、50代]
壁を使ってヨガの半月のポーズをする女性
このポーズはどの年代にとってもチャレンジングです。
無理にバランスを取るよりも、壁を支えにしてアライメントや胸を開くことに集中しましょう。
壁から数センチ離れたところに軸脚を置き、上げた脚、肩の上部、上げた腕を壁につけます。
上げている脚の太腿上部の裏側を壁に押し付け、胸全体を天井に向かって開いていきましょう。

[60代以上]
ブロックを使ってヨガの半月のポーズをする女性
半月のポーズは、膝、股関節、足首を強化し、日常生活でのバランスを助けてくれます。
必要であれば壁を利用しましょう。
手の下にブロックを置き、軸脚の膝に体重をかけすぎないようにしながら、上げている脚をさらに引き上げ、上体を床から遠ざけるように開いていきます。

このように同じヨガポーズでも、バリエーションによって強度や得られる効果が変わってきます。

年代に合ったヨガポーズや練習法を取り入れましょう。

ヨガは、何才になってもできるものです。
瞑想要素の強いものは特に、シニアの方でも長く続けています。
ポーズによっては、体力や筋力なものもあります。
無理をせずに自分に正直に、そして身体と向き合いながら、今の自分に適したヨガを実践し、生涯を通してヨガを深めていきましょう。

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[参考ブログ記事]
ヨガを長く楽しく続けるための8つの心得とは?
ヨガレッスンで初心者クラスから中級クラスに移行するタイミングは?
ヨガプロップスの選び方・使い方

この記事の著者
naoco

監修者

naoco

複数のヨガスタジオ・スクール等の立ち上げに参画し、フリーランスヨガインストラクターとして独立。
ヨガ資格者養成講師として全国各地にヨガインストラクターを多数輩出しているヨガの専門家。
自身のヨガスタジオ「ナディーンヨガ」を主宰している。

[保有資格]
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ヨガマスターインストラクター
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ピラティスマスターインストラクター
・骨盤調整ヨガTT修了


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naoco

複数のヨガスタジオ・スクール等の立ち上げに参画し、フリーランスヨガインストラクターとして独立。
ヨガ資格者養成講師として全国各地にヨガインストラクターを多数輩出しているヨガの専門家。
自身のヨガスタジオ「ナディーンヨガ」を主宰している。

[保有資格]
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ヨガマスターインストラクター
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ピラティスマスターインストラクター
・骨盤調整ヨガTT修了


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