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英語で解剖学を学び、海外で活躍できるヨガインストラクターを目指そう!
2019年07月24日更新
この記事のポイント
・海外で活躍するバイリンガルインストラクターを目指すなら、基本の英単語は必須
・信頼されるヨガインストラクターに重要なのは解剖学の知識
・解剖学を学び、身体構造を理解することで怪我を防ぎ、正しいインストラクションが行える
・解剖学や解剖学の基本英語は、日々の練習の実戦から学ぶのがおすすめ
・英語のインストラクションも分かりやすさが重要
目次
英語のインストラクションは解剖学の理解も大切
ヨガの人気が広まると共に、ヨガのインストラクターを目指す人も増えています。
ヨガインストラクターを目指す多くの人が近年まず取得する資格が、世界共通のヨガ資格である全米ヨガアライアンス RYT200です。
そして、せっかく世界共通の資格を取得したのであれば、将来海外でヨガ講師として活躍したい!バイリンガルヨガ講師として活動していきたい!と目標にしている方もいるのではないでしょうか?
英語でヨガの指導をするには、基本的な身体のパーツと動作の単語を勉強する努力は必要です。
さらに、海外で本場のヨガ講師として活躍するためには、解剖学の知識を加え英語のスキルをレベルアップしていかなければなりません。
[参考ブログ記事]
【動画あり】英語でヨガを教えるために必要な単語やフレーズ、コツとは?
生徒からの信頼を得る「いいインストラクター」に必要なものとは?
ヨガのインストラクターとして「いい先生」になるための第一ステップは、解剖学(アナトミー)を理解しているインストラクターと言えるでしょう。
英語・日本語問わず、解剖学的観点や知識を生徒に伝えることは、ヨガインストラクターにとって大切な役割です。
解剖学を学び、身体構造の知識に基づいた正しいアライメントは、ヨガのレッスンにおける不要な怪我を予防し、安全にヨガができるからです。
生徒が無理なく、気持ちよくヨガを続けるために、インストラクターは正しくポーズへと導き、深い信頼関係を築いていかなくてはなりません。
単純に「手を上げて~下げて」だけでは十分ではありません。
肩関節に負担をかけないように、どの様に手の上げるのか、ヨガ初心者の方には細かく教えることが大切です。
人の身体は生徒の数だけ違います。
身体の仕組みを知っていることで、一人一人に合った身体のケア、アプローチが可能になります。
初心者から上級者、そして怪我をしている方それぞれに合った、丁寧なアドバイスができるように解剖学の勉強を重ねましょう。
[参考ブログ記事]
ヨガインストラクターにこそ、ストレッチ資格はおすすめ!
ヨガインストラクターでも怪我をする!?ヨガ指導でおこりやすい怪我とは?
解剖学の勉強のし方は実践がおすすめ
「解剖学の用語は覚えるのが難しい。」と、誰もが同じ壁を感じます。
まずは最低限覚えなければならない関節や筋肉の名称、動作を声に出して何度も繰り返して記憶しましょう。
そこには努力が少々必要になります。
しかし、その他の細かい用語などは、自分の身体を実際に動かして学ぶことが効果的です。
筋骨格がどのように動いているのか、自身の身体で体感しながら根気よく学んでいきましょう。
練習を通して単語を覚えるのがコツ
毎日のヨガの練習は、身体との対話の時間です。
数々のポーズは、身体の様々な筋肉や関節が動き、心地よさや不快感、痛みなどの感覚が味わえます。
ポーズをとっている最中に「ん??」と不快な痛みに気付いたり、逆に何も感じないことはないでしょうか?
それは身体が「気付いてください」のサインを出しているのかもしれません。
サインを見逃さずに、何だろう?と練習後に解剖学に振り返ってみましょう。
目を向けるべきポイントは以下です。
1)そのポーズの目的は何か?
2)肉体的にどの部位が働くべきなのか
3)自分の経験はどう感じたのか
4)どの様に筋関節を動かせば正しい心地よさが得られるのか
5)1〜4を確認した後、実際にポーズをもう一度やってみて、どの様に変化し感じたか改めて認識する
こうした自身の経験を分析することで、身体の仕組みやポーズへの理解、知識が自然と深まります。
自分観察に興味を持ち、身体で感じた場所の名前や仕組みを調べていくうちに、難しい用語を案外すんなり記憶することができるかもしれません。
クラスにおけるインストラクションに関しては、最初は不器用でも問題ありません。
地道な努力を怠らなければ、やがて多くの人の信頼を得、確実に成長していきます。
英語でヨガレッスンをする際に重要な解剖学の基礎単語
海外でも活躍できるヨガインストラーを目指す方は、レッスンに役立つ単語を勉強しましょう。
解剖学的観点からレッスンができる「信頼できるいい先生」になるには、身体の各部や動きを細かく英語で伝えなければなりません。
何度も声を出して記憶したり、実際に身体を動かしてみることで英単語も覚えやすくなるでしょう。
<基本部位>
骨:bones
上半身:torso(=upper body)(トルソー)
下半身:lower body(ロウアーボディ)
筋肉:muscles(マッスル)
関節:joints(ジョイント)
靱帯:ligaments(リガメント)
<背骨エリア>
背骨:spine(スパイン)
頸椎:cervical (=neck) (サーヴィカル)
胸椎:thoracic (=upper back, ribs) (ソラスィック)
腰椎:lumbar (=lower back) (ランバー)
肋骨: ribs(リブ)
<骨盤エリア>
骨盤 :pelvis(ペルヴィス)
仙骨:sacrum(サクラム)
尾骨: coccyx (=tailbone)(コクスィクス)
腸骨:ilium(イリアム)
座骨結節:ischium tuberosity(=sit bones)(イスキアム トゥーバラスィティ)
恥骨:pubis(ピュービス)
<肩/腕>
肩関節:shoulder joint(ショルダージョイント)
肩甲骨: scapula(=shoulder blade)(スキャピュラ)
鎖骨:clavicle (=collar bone)(クラヴィクル )
上腕骨:humerus (=upper arm bone) (ヒューマラス)
<下半身>
膝蓋骨:patella (=kneecap)(パテラ)
脛骨:tibia(=shinbone)(ティビア)
大腿骨:femur(フィーマー)
前足/踵:forefoot/ hind foot(=heel)(フォアフット/ハインドフット)
人間の骨の数は成人では約206個あるとされています。
しかし、ヨガのインストラクションでは難しい単語は使いません。
長く言いにくい英単語が中にはありますが、クラスではなるべく皆がわかる基礎単語を使います。
「座骨結節:ischium tuberosity」「大胸筋:pectoralis major」などが一例です。
しかし、「ischium tuberosity は sit bones」「pectoralis major は pec」を使うことが一般的です。
この様に単語を省略したり、わかりやすい言葉に入れ替えて伝える場合があります。
<筋肉の基礎単語>
次に、筋肉の動かし方を指導する時によく使う筋肉の基礎英単語を参考にしてみましょう。
大胸筋:pectoralis major(=pec)(ペクトラリス メイジャ)
僧帽筋:trapezius(=Traps)(トラピーズィアス)
上腕三頭筋:triceps(トゥライセプス)
上腕二頭筋:biceps(バイセプス)
広背筋:latissimus dorsi (ラティッスィマス ドースィ))
腹直筋:abdominis(=abs)(アブドミナル)
お尻:gluteus(=buttocks)(グルーティアス)
大腿四頭筋:quadriceps (=quads)(クァドゥリセプス)
ふくらはぎ:calf(カァーフ)
ハムストリング:hamstring(ハムストリング)
ITバンド:iliotibial band(=IT band)(イリアティビアル)
<身体の動作>
関節は動かせる方向が決まっており、股関節の動作は解剖学的に6方向です。
英語のクラスでも関節の動きをよく耳にする単語です。
・Internal Rotation / External Rotation(内旋/外旋)
上腕や大腿を、位置を変えずに、体の外側/内側に向かって回転させる動き
・Flexion / Extension(屈曲/伸展)
関節を曲げることを屈曲,伸ばすことを伸展といいます。
例えば、肘 (ひじ) を曲げる動きは屈曲にあたります。
・Adduct / abduct(内転/外転)
体軸から近づける運動を内転、体軸から遠ざける運動を外転と言います。
ヨガのインストラクションのポイントは分かりやすさ
ヨガの経験の少ない人にとっては、単純な動きであっても、どのように身体を使うのか分かりません。
身体のどの部分をどのように動かしたらいいのか、細かく説明してあげることが重要です。
例えば、「Bring your arms up, shoulders down」(腕を上に上げ、肩は下げましょう)
と指導する事がありますが、骨を意識しながら動いて欲しい場合は次の表現を使います。
「Bring your arms up, shoulder blade down」(腕を上に上げ、肩甲骨は下げます)
その他に「Traps(trapezius) relax」 (僧帽筋はリラックス)
など、解剖学の用語を利用する事で、深みのある指導が期待できます。
解剖学を英語で学び、世界で活躍できるインストラクターを目指そう
「いいヨガインストラクター」になる第一ステップとして、解剖学はヨガを指導する上で必要不可欠な知識です。
これは海外でも、国内で日本語でレッスンをする時でも同じです。
さらに海外で活躍するインストラクターを目指すなら、基本的な身体の各部や動きの表現を記憶しなければなりません。
最初は努力が少々必要になりますが、壁を乗り越えることで、誰もが日本に限らず世界で幅広く活躍できるきっかけとなるでしょう。
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監修者
SUN REI
日本のみならず10年間の海外留学でグローバルにヨガを経験する。ラジオやAppのヨガモデルなどヨガに関する様々な経験を経てヨガインストラクター、海外のヨガスクール「It’s Yoga Satellite」Ricardo講師のアシスタントと日本と海外の掛け橋役オーガナイザーとして活動するヨガの専門家。長期に渡る海外在住で培った経験をもとに海外のヨガに関する情報を発信している。
reiyoga.weebly.com
[保有資格]
・アシュタンガ指導者認定証取得 IYCインターナショナルヨガセンター
・100hr RocketYoga 指導者認定書取得「It’s Yoga Satellite」
・200hr RYS ashtanga vinyasa base 「It’s Yoga Satellite」
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日本のみならず10年間の海外留学でグローバルにヨガを経験する。ラジオやAppのヨガモデルなどヨガに関する様々な経験を経てヨガインストラクター、海外のヨガスクール「It’s Yoga Satellite」Ricardo講師のアシスタントと日本と海外の掛け橋役オーガナイザーとして活動するヨガの専門家。長期に渡る海外在住で培った経験をもとに海外のヨガに関する情報を発信している。
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