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「Off The Mat」ヨガ哲学やヨガ的ライフスタイルの実践方法とは?

外で瞑想をする女性

2019年06月07日更新

この記事のポイント

・「Off The Mat」とは、ヨガマットの上以外でもヨガの哲学や考え方を取り入れた生活を行うということ。

・ヨガをマットの上以外の生活に取り入れる方法は、ヨガ八支則のうちの「ヤマ(yama)」「二ヤマ(Niyama)」がおすすめ。

・ヤマ(yama):禁戒5つ
 アヒムサー(ahimsa)非暴力
 サティヤ(satya)正直
 アステーア(asteya)不盗
 ブラフマチャリヤ(brahmacharya)禁欲
 アパリグラハ(aparigraha)

・二ヤマ(niyama):勧戒5つ
 シャウチャ(shaucha)清浄 
 サントーシャ(santosha)知足
 タパス(tapas)苦行
 スヴァーディヤーヤ(swadhyaya)熟学
 イーシュワラプラニダーナ   (ishvarapranidhana)祈念

目次
 
「Off The Mat」とは?

”ヨガ哲学”と聞くと、精神性を強いられるイメージがあったり、難しい言葉も多く、苦手意識を持つ方もいるのではないでしょうか?
しかし、難しく考える必要はありません!

ヨガ用語の中で「off the mat」という表現があります。
これはヨガマットの上にいない時も、思考や行動として、ヨガをし続けるという意味です。
難しいヨガのポーズを美しく行うことは憧れでしょう。
しかしヨガの目的は、ポーズを美しく行うことだけではありません。
もちろんヨガの意味や目的は、ダイエットや美容、身体的健康やリラックスなど、人それぞれ違います。
しかしインドの伝統ヨガでは、心と身体の統一、心と身体が一体として健康であることを目指すものです。
マットの上でポーズを練習するだけがヨガではないのです。

日常生活でヨガを行う方法

では具体的には、マットの上以外で、日常生活にヨガの精神を取り入れる方法とは何でしょうか?
現代の日常生活で実践できるヨガについて探っていきましょう。

まず、ヨガの哲学書であるパタンジャリ著のヨガ経典「ヨーガスートラ」を紐解くと、そこには「アシュタンガヨガ(八支則/はっしそく)」という、ヨガを深めていく8つのステップがあります。
サンスクリット語でアシュタは数字の「8」、アンガは「部分」の意味します。
古代インドから受け継がれてきたこの伝統的な8つのプロセスを通して、人間本来が持っている肉体や精神、霊性の質を高めながら自己実現を可能にしていくものです。

アシュタンガヨガ/八支則
① ヤマ(yama) 禁戒。してはいけない5つのこと
② ニヤマ(niyama) 勧戒。積極的に行う5つのこと
③ アーサナ(asana) 座法。心統一の座り方
④ プラーナヤーマ(pranayama) 調気法。呼吸のコントロール
⑤ プラティヤーハーラ(pratyahara)制感。五感の制御
⑥ ダーラナ(dharana) 凝念。集中すること
⑦ ディヤーナ(dhyana) 静慮。瞑想、集中が深まった状態
⑧ サマーディ(Samadhi) 三昧。心の働きが無くなった状態、悟り

このように私たちが普段、ヨガスタジオで行なっているヨガは、八支則のうち、③のアーサナ(ポーズ)と、④のプラーナヤーマ(呼吸法)にあたります。
しかし、冒頭でお伝えした“日常生活で実践するヨガ”として自身で取り入れやすいのは、①のヤマと、②のニヤマでしょう。
この「ヤマ」「ニヤマ」は、日常生活で気をつけたいこと、進んで行いたいことの行動規範を示すものです。
これを常に心に留めて生活を送ることで、心の平静を得て、息の長いヨガの実践を支える基盤へと繋がります。

ヤマ(yama)5つとは?

「ヤマ」「ニヤマ」は、それぞれ下の各5つの内容で構成されています。

・アヒムサー(ahimsa)
非暴力、傷つけない。 言葉や肉体的な暴力だけではなく、心の中にも暴力的な感情を生じさせないこと。
また、日頃から言葉の暴力で他人や自分を傷つけていないか?と振り返ってみるのも良いでしょう。

・サティヤ(satya)
誠実・正直であること。 他人や自分に嘘をつかず、正直に、誠実に生きること。
いつも考えと言葉の一貫性をもつ練習です。
どんな時も偽ることなく、正直でいられるようにしましょう。

・アステーア(asteya)
不盗(ふとう)。 他人の物や時間、信頼などを盗んだり奪ったりしないこと。
”盗む”とう言葉からは”物”を連想しそうですが、ここでは時間や信頼など、目に見えないことも意味します。

・ブラフマチャリヤ(brahmacharya)
禁欲。 自分のなすべき事だけを行い、エネルギーの無駄遣いをしないこと。
快楽にふけることを節制する練習です。

・アパリグラハ(aparigraha)
不貪(ふどん)。 執着をせず、必要以上のものを放棄することで心の煩わしさから解放されること。
あれも欲しいこれも欲しい、私にはこれがないとダメ…のループに陥っていませんか?
貪欲に陥らない自分を育てましょう。

二ヤマ(niyama)5つとは?

・シャウチャ(shaucha)
清浄 心や体、言葉等、いつも純潔な状態に保つこと。
身の回りを常に清潔にすること。
心、体はもちろん、自分の部屋やデスクはいつも綺麗で整頓しておきましょう。

・サントーシャ(santosha)
知足(ちそく)。 物心、与えられたものに満足し、足りているということを知ること。
最低限の必要なものだけを知ることで、シンプルな満ち足りた生活を楽しめる練習です。

・タパス(tapas)
苦行 鍛錬すること、現実を受け入れる強さを培うこと。
問題から目を背けない練習をすること。
積極的に問題に取り組んでみましょう。

・スヴァーディヤーヤ(swadhyaya)
経典や自分自身に対する学びを深め、精神向上を行うこと。
また経典だけではなく、読書や精神鍛錬を積極的に行うのも良いでしょう!

・ イーシュワラプラニダーナ   (ishvarapranidhana)
祈念(きねん)。人や自然、あらゆるものに感謝し、献身的な気持ちをもつこと。
お墓まいりやお仏壇に手を合わせるなど、日頃から先祖に感謝し毎日を生きてみましょう。

ここまで読んで、なんとなく聞いたことがある!と、感じる人もいたのではないでしょうか。
実はこれら、仏教や旧約聖書のなかにも、同じような戒律があるのです。
どれも古代のはるか昔に作られたものであるにも関わらず、宗教や人種を超えて”行うべきこと”として広く伝えられているのです。

ヨガマットの上だけでない、心身ともに常に健康な生活をしてみましょう。

”Off The Mat”

マットの上以外でもできるヨガを少しイメージできたでしょうか。
特別な方法や、難しい本を読んでヨガの哲学を学ぶ必要はありません。
あなた自身の生活で、心と身体がより健やかに、そしてあなたの周囲の人も健やかに過ごせるように気を付けること。
それがヨガ哲学を生活に取り入れているということに繋がります。

もちろんヨガを深めるには、ポーズや呼吸の練習も欠かせません。
それと同時に、常に心を穏やかに毎日を健やかに生きることも大切です。

家族や友人との会話の中で、また通勤途中や仕事中に、日常生活にも活かせるヨガのエッセンスとして、今回紹介した「ヤマ」「ニヤマ」を意識して、ヨギーとしての生活を楽しんでみましょう!

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[参考ブログ記事]
ヨガを長く楽しく続けるための8つの心得とは?
生涯を通してヨガを深めていくために。
アシュタンガヨガは普通のヨガと何が違う?レッド?マイソール?

この記事の著者
naoco

監修者

naoco

複数のヨガスタジオ・スクール等の立ち上げに参画し、フリーランスヨガインストラクターとして独立。
ヨガ資格者養成講師として全国各地にヨガインストラクターを多数輩出しているヨガの専門家。
自身のヨガスタジオ「ナディーンヨガ」を主宰している。

[保有資格]
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ヨガマスターインストラクター
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ピラティスマスターインストラクター
・骨盤調整ヨガTT修了


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naoco

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naoco

複数のヨガスタジオ・スクール等の立ち上げに参画し、フリーランスヨガインストラクターとして独立。
ヨガ資格者養成講師として全国各地にヨガインストラクターを多数輩出しているヨガの専門家。
自身のヨガスタジオ「ナディーンヨガ」を主宰している。

[保有資格]
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ヨガマスターインストラクター
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ピラティスマスターインストラクター
・骨盤調整ヨガTT修了


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