- 肩こり・腰痛・姿勢改善
大切なのに見落としがち!「足部」のトレーニング
2019年09月25日更新
「トレーニング」においては、どうしても大きな筋肉・部位に目がいきがちだと思います。
しかし、身体の動き(ム—ブメント)を構成するにあたり、身体に不必要な筋肉はありません。
例えばスクワットでは、様々な筋肉が同時もしくは交互に発火し、動きを産んでいます。前の筋肉、後ろの筋肉、どちらか一方の筋肉がなくなっても、身体の動きは変わってきてしまいます。
トレーニング指導にあたり、パーソナルトレーナーの役割は沢山ありますが、その中の一つとして怪我をしにくい身体を作ることが挙げられます。
身体づくりには、トレーニングもコンディショニングも大切です。
身体を鍛えなくてはいけないのですが、フォームも確立できないまま重量ばかりを気にするという事はあってはならない事だと言えます。
身体を鍛える、コンディショニングを整える、に当たって多くの方が、大きな部位に注目しがちだと思います。
しかし、細かいところにこそ重要なポイントが潜んでいたりします。
それが「足部」です。
立った時に、身体を支えているのは足です。
つまり、この2本(特に細い部分である”足首”)で身体の全体重を支えているわけです。
体重60kgの場合、その体重のほぼ全ての負荷が両足にかかります。
またほとんどの場合、身体を動かす時は、足も動かしますよね?
歩く時、走る時、全ての動作の基盤となりうるのが足部です。
つまり、重力に抵抗しながらも、機能的に動かなければいけない部位といえます。
いかに足部が重要であるか理解していただけるのではないでしょうか。
足部にかかる負荷により、上半身がどのように足の上に乗っているかがわかります。
上体が前のめりになれば、つま先に体重が乗りやすくなりますよね?
逆に上体が後ろのめりになれば、踵に体重が乗りやすくなります。
足部にかかる負荷の位置は、上体のポジションによっても変わるということです。
また、足部はバランスにも影響します。
足元が不安定になるマットの上で、片足立ちをし足元を見て下さい。
小刻みに足首が動いていませんか?
これが足部の重要な機能の1つである「感覚能力」です。
上体のポジションを足で感知し、バランスを保つために足首が小刻みに動いているのです。
足首を捻挫すると癖になると言われますが、それはこの感知能力が、捻挫をすることによって失われ、再び捻挫を起こしやすくなるためです。
最後は、骨盤の歪みです。
骨盤の歪みは多くの方が悩むところだと思います。
「昨日、骨盤矯正に行ったはずなのに、もう歪んでる!?」なんて経験ありませんか?
それは骨盤が問題ではなく、足部が問題だからです。
骨連鎖により、足部の骨が安定しないと足部の上に乗っかっている骨盤も安定せず歪んでくるからです。
・足部は全ての動作の基盤となり、重力に抵抗しながらも、機能的に動かなければいけない大切な部位
・人は、足部の感覚能力によって、バランスをとることができる
・足部は骨連鎖により、骨盤の歪みの原因になり得やすい部位
足部は、身体の様々な部位に影響を与えていることがわかります。
そのため足部は、トレーニングにおいても、コンディショニングにおいても、とても重要な部位です。
パーソナルトレーニングに取り入れることで、なかなか解決しなかった問題が解決し、驚くような結果が得られるかもしれませんよ。
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監修者
根城祐介
[経歴]
米国ノースダコタ州立大学大学院在学中、アシスタントアスレティックトレーナー兼ストレングス&コンディショニングコーチとして活動し、大学院卒業を期に帰国。学生アスリートのみならず、Canadian Football League(CFL)やNational Hockey League(NHL)のプレーヤーの指導経験を生かし、多くの現役プロアスリートのパーソナルトレーニングを担当。資格スクール講師やワークショップで多数のパーソナルトレーナーを輩出しているトレーニングの専門家。
・ミネソタ州立大学モアヘッド卒業
・ノースダコタ州立大学大学院修了
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)顧問
・USHL Fargo Force アイスホッケー、グラジュエイト・アシスタント・アスレティックトレーナー兼ストレングス&コンディショニングコーチ(2012-2014)
[保有資格]
・IBMA認定パーソナルストレッチマスターインストラクター
・加圧国際大学認定 加圧トレーニングインストラクター
・学士(アスレティックトレーニング・エクササイズサイエンス)
・修士(アスレティックトレーニング)
・全米公認アスレティックトレーナー(ATC)
・全米公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA-CSCS)
・グラストンテクニックプロバイダー(Graston Technique Provider)
・セレクティブファンクショナルムーブメントアセスメント(SFMA)
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根城祐介
[経歴]
米国ノースダコタ州立大学大学院在学中、アシスタントアスレティックトレーナー兼ストレングス&コンディショニングコーチとして活動し、大学院卒業を期に帰国。学生アスリートのみならず、Canadian Football League(CFL)やNational Hockey League(NHL)のプレーヤーの指導経験を生かし、多くの現役プロアスリートのパーソナルトレーニングを担当。資格スクール講師やワークショップで多数のパーソナルトレーナーを輩出しているトレーニングの専門家。
・ミネソタ州立大学モアヘッド卒業
・ノースダコタ州立大学大学院修了
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)顧問
・USHL Fargo Force アイスホッケー、グラジュエイト・アシスタント・アスレティックトレーナー兼ストレングス&コンディショニングコーチ(2012-2014)
[保有資格]
・IBMA認定パーソナルストレッチマスターインストラクター
・加圧国際大学認定 加圧トレーニングインストラクター
・学士(アスレティックトレーニング・エクササイズサイエンス)
・修士(アスレティックトレーニング)
・全米公認アスレティックトレーナー(ATC)
・全米公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(NSCA-CSCS)
・グラストンテクニックプロバイダー(Graston Technique Provider)
・セレクティブファンクショナルムーブメントアセスメント(SFMA)