- ヨガ
- ピラティス
ヨガとピラティスの違いとは?ダイエットや腰痛にはどっちが効果的?
2019年09月25日更新
この記事のポイント
・ヨガとピラティスはどちらもマットの上で行うことができるが、目的や発祥に大きな違いがある。
・ヨガは古代インドで修行僧の瞑想のために始まった瞑想を目的としたものであり、現在もリラクゼーションなどの精神的要素が大きい。
・ピラティスはドイツで戦時中の負傷兵のリハビリのために開発されたものであり、トレーニング要素が強い。
・ダイエットや腰痛改善にはどちらも効果が期待できると言えるが、アプローチのし方には違いがある。
・どっちが自分に合っているのか、目的や体力に合わせて選ぶのがおすすめ。
目次
ヨガとピラティスの違い
ヨガ | ピラティス | |
発祥 | インド | ドイツ |
当初の目的 | 瞑想修行 | 負傷兵士のリハビリ |
エクササイズ内容 |
流派により変わるが、ストレッチやリラクゼーション要素も多い | コアの筋力トレーニングや姿勢改善などがメイン |
呼吸 | 腹式呼吸 | 胸式呼吸 |
費用 | スタジオによるが、通い放題の教室も多い | 通い放題のスタジオは少ない |
身体を動かすという点では、どちらもダイエット効果は期待できます。
しかし、発祥や目的は大きく違います。
ヨガとピラティスにおける歴史とメソッドの違いは?
ヨガとピラティスの違いは、一言で「ヨガはストレッチ要素が強くて、ピラティスはトレーニング要素が強い」と言えます。
ヨガは、主に精神的なリラクゼーションと、しなやかで柔軟性のある身体づくりが目的となっているのに対し、ピラティスは、主にインナーマッスルを鍛え、骨盤や身体の歪みを矯正し、バランスが整った身体づくりをすることを目的としています。
ヨガの当初の目的は瞑想に到達すること
ヨガはインドで修行僧が瞑想に到達するための運動として発祥したと言われています。
古代インド発祥のヒンドゥー教の修行として、瞑想による精神統一を行ない、解脱への実践方法として体系づけられました。
つまり、ヨガの起源は宗教であり、精神的な部分にフォーカスされています。
ヨガもアシュタンガヨガなどのヴィンヤサヨガのように運動量の多いものもありますが、そのポーズと動きに集中することを通して、雑念を取り払う手法とされています。
現代人に合わせて派生したリラクゼーション目的のリストラティブヨガなども、精神的な要素が強いものです。
ピラティスの当初の目的は肉体強化と負傷からの回復
一方、ピラティスは、1920年代、ドイツ人従軍看護師ジョセフ・ピラティス氏が、第一次世界大戦の負傷兵のリハビリのために開発したエクササイズです。
ピラティス氏は幼少期より身体が弱かったため、自身の肉体強化のための方法を考案し、そのメソッドを負傷兵にも広めたと言われています。
近年では、ピラティス氏が考案したこのメソッドを行うことで、インナーマッスルが鍛えられ、姿勢改善に効果的なことがわかってきたため、美しいプロポーションを手に入れる為のツールとして、ピラティスが女性に注目されるようになってきました。
つまり、ピラティスは身体の動きを良くする、鍛えるなど、機能改善にフォーカスしていると言えます。
ダイエットに効果的なのはどっち?
ヨガは流派によって、運動量が大きく変わってきます。
リラクゼーションや疲労回復を目的とした陰ヨガやリストラティブヨガは、運動量としては多くなく、消費カロリーは高くありません。
しかし、長時間のストレッチは血行を促進し、むくみ改善や代謝アップの効果が期待できます。
ホットヨガやアシュタンガヨガは汗を書くことでデトックス効果や運動量に合わせた筋力アップにより、結果としてダイエットに繋がることも期待できます。
一方ピラティスは、インナーマッスルを鍛える動きも多く、長期的な身体改善によるダイエット効果が期待できます。
さらにそれぞれの動きは身体の各部位に効果的にアプローチするように考案されているため、部分痩せや筋力トレーニングなどにおすすめです。
腰痛に効果的なのはどっち?
ヨガの前屈のポーズでは特に腰のストレッチが可能です。
さらに背筋・腹筋を鍛えるポーズによって、腰痛改善と予防が期待できるポーズも多くあります。
しかし、やり方を間違えると腰痛が悪化する可能性もあります。
腰痛改善を目的としている方は、必ず身体の使い方を理解してから取り組むことをおすすめしています。
ピラティスも、コアの筋力を鍛えることや背筋、腰回りの筋力トレーニング、姿勢改善による腰痛改善と予防が期待できます。
どちらも身体の使い方をきちんと理解して取り組むことで、腰痛の予防や改善効果があると言われています。
[参考ブログ記事]
【動画一覧あり】ヨガの前屈ポーズで腰痛改善!前屈の効果・効能
費用や人口による選び方のポイント
日本では美容の一環としてホットヨガが女性の間で人気となり、全国各地にたくさんのヨガスタジオがあります。
その数はピラティスのスタジオより多く、人口としてもヨガをしている人の方が多いでしょう。
月額制で通い放題で通えるスタジオも多くあり、費用的にも安く通えます。
ピラティスは、マットだけでなくマシンを使った動きもあり、その場合はマシンのあるスタジオに行かなければなりません。
充実したピラティス専用のマシンを備えているスタジオはヨガほどは多くありません。
しかし、ヨガスタジオでピラティスのレッスンを開催する教室や、パーソナルトレーニング でもピラティスを取り入れるところも増えています。
そのため、現在ヨガインストラクターや、パーソナルトレーナーとして活躍されている方で、スキルアップのためにピラティスの資格を取得する方も増えています。
目的や心身に合った方を選んでみましょう
リラクゼーションやストレッチを目的とする場合はヨガ、トレーニングを目的とする場合は、ピラティスをおすすめしていますが、身体を適度に動かすことは心身に良い効果があることはどちらも共通しています。
まずは両方を試してみて、自身の体力などに合わせて選ぶと良いでしょう。
[ヨガ・ピラティスレッスン0円体験実施中!]
恵比寿・自由が丘・五反田駅近の女性専用ヨガ・ピラティススタジオ「ヨガステ」
[ヨガ・ピラティス資格を短期で取得できる!]
カラダメンテ養成スクール
監修者
山川和樹
フリーパーソナルトレーナー活動を経たのち起業。
「カラダメンテ」「カラダメンテ養成スクール」「ヨガステ」「資格のマナビバ」の4ブランドを立ち上げる。
会社経営する傍ら、プロボクサーとして東洋太平洋・日本王者、フィリピン王者とも4度戦った。
”起業”と”プロボクサー”二足わらじの経験から、多様な働き方を推奨し、アスリートのセカンドキャリア支援活動にも力を入れる。
海外や日本全国で資格関連の講師活動や講演、ヘルスケアアプリ開発アドバイザー、書籍・雑誌の監修、TV・インターネットTVなど、メディア出演多数。
[経歴]
・株式会社メイド・イン・ジャパン代表取締役
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)理事
[保有資格]
・IBMA認定パーソナルストレッチマスタートレーナー
・IBMA認定ピラティスマスターインストラクター
・加圧国際大学認定KAATSUスペシャルインストラクター
・米国ISNF認定サプリメントアドバイザー
[Twitter]@kazukazeymkw
[note]note.mu/kazukaze
[ブログ]ameblo.jp/kazukaze/
[Instagram]@kazukaze
関連記事
最新ブログ記事
監修者
山川和樹
フリーパーソナルトレーナー活動を経たのち起業。
「カラダメンテ」「カラダメンテ養成スクール」「ヨガステ」「資格のマナビバ」の4ブランドを立ち上げる。
会社経営する傍ら、プロボクサーとして東洋太平洋・日本王者、フィリピン王者とも4度戦った。
”起業”と”プロボクサー”二足わらじの経験から、多様な働き方を推奨し、アスリートのセカンドキャリア支援活動にも力を入れる。
海外や日本全国で資格関連の講師活動や講演、ヘルスケアアプリ開発アドバイザー、書籍・雑誌の監修、TV・インターネットTVなど、メディア出演多数。
[経歴]
・株式会社メイド・イン・ジャパン代表取締役
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)理事
[保有資格]
・IBMA認定パーソナルストレッチマスタートレーナー
・IBMA認定ピラティスマスターインストラクター
・加圧国際大学認定KAATSUスペシャルインストラクター
・米国ISNF認定サプリメントアドバイザー
[Twitter]@kazukazeymkw
[note]note.mu/kazukaze
[ブログ]ameblo.jp/kazukaze/
[Instagram]@kazukaze