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ヨガの「ムドラー」の種類。それぞれの印の意味とは?

ヨガのチンムドラーをする女性の手元

2019年07月08日更新

この記事のポイント
・ヨガのムドラーは手印(印相)という、手や指でとるシンボル。
・印章や封印などという意味があり、エネルギーの流れを良くし、チャクラを刺激する効果があると言われている。
・種類は多くあり、チンムドラーとアンジャリムドラーは、一般的で日本人でも取り入れやすい。

ヨガのムドラーの意味と効果

ヨガでもサンスクリット語で「ムドラー(Mudra)」と呼ばれるものがあります。
これは、手印(印相)という、手や指でとるシンボルです。
ムドラーとは本来、印章や封印などという意味があり、エネルギーの流れを良くする効果があると言われるテクニックのことです。

さらに、エネルギーの流れがよくなることで、チャクラを刺激することが可能になります。
エネルギーの交差点であるチャクラを刺激し、それぞれのチャクラを開くことで、心身に大きなメリットが得られると考えられています。

<参考ブログ記事>
チャクラ瞑想で効果的にチャクラを開く方法

代表的なムドラーの種類とやり方

ムドラー にはたくさんの種類がありますが、もっとも代表的でヨガに多く用いられるのが、「チンムドラー」と「アンジャリムドラー」の2種類です。

チンムドラー・ジニャーナムドラーのやり方

① 人差し指と親指の先が触れるようにして円を作ります。
② 中指、薬指、小指の3本は軽く伸ばしておきます。
③ 同じようにして、左右の手で作ったムドラーをそれぞれの膝の上に置き、瞑想などに入っていきます。
手のひらを上に向けるときは、チンムドラー。
チンとは、「思う・考える・注意する」の意味です。
下に向けるときは、ジニャーナムドラーと呼ぶこともあります。

5本の指はそれぞれ象徴的な意味を持っていると言われています。
・小指は「タマス(暗い・重いなどの特質)」
・薬指は「ラジャス(活動的・落ち着きがないなどの特質)」
・中指は「サットヴァ(明るい・軽いなどの特質)」
・人差し指は「アートマン(自我・真我)」
・親指は「ブラフマン(梵・最高原理)」

チンムドラー・ジニャーナムドラーの意味

人差し指と親指が結びついている状態は、ヨガの究極的なゴール、真我と最高我との合一を表しています。
このムドラーを作ることによって、この2本の指を触れ「梵我一如」を表し、エネルギーが身体を循環し、身体から出て行かないといわれています。

合掌の印「アンジャリムドラー」のやり方

① まずは肩の力を抜いて顎を引き、姿勢を正します。
② 胸の前で、右手左手を同じ強さで合わせ、親指を胸骨に付けます。
両手を合わせるときに、手のひらの表面を固くしないようにします。
手のひらの中心は常に柔らかく保ち、丸みを持たせること。親指の力も抜くことがポイントです。
他にも額や、頭頂部の前で行っても良いです。

アンジャリムドラーの意味

・右手(陽)と左手(陰)
・右手(神聖)と左手(不浄) ・宇宙と自我
の対局を表しています。
それぞれの手を合わせることで、これら2つの相反する対の要素を、調和して初めて完成する唯一の理である事を意味すると考えられています。

日本人は日常的に、”いただきます“や“ごちそうさま“また、寺社参拝のときにも合掌をするのでとてもなじみが深いので、すんなりと感情移入できるムドラーです。
アンジャリとは、”合掌“の意味で、日常的な挨拶の仕方の一つでもあります。
特に、神仏や尊敬するものや聖者などに対する挨拶に使うことが多いようです。
インドでは、神聖なる右手と不浄の左手を合わせることで、人間の本来の姿があると考えます。
手のひらを合わせる動作によって、両手と心臓の間にエネルギーが流れ、左右の大脳半球が調和するようです。
また、指を胸に当てることで、心臓の微細な動きを観察することができます。
ヨガで使う合掌にも感謝や尊敬の念が根本にあるのですが、合掌の種類によって、更に少しずつ違った意味合いを持つようです。

ムドラーの意味を知ることで場面に応じて取り入れてみよう。

・ムドラーは、手や指でとるシンボル(印)であり、それぞれ象徴的な意味をもつ
・人差し指と親指が結びついている状態は、ヨガの究極的なゴール、真我と最高我との合一を表している
・合掌の印「アンジャリムドラー」で手のひらを合わせる動作により、両手と心臓の間にエネルギーが流れ、左右の大脳半球が調和する

このようにヨガのポーズ1つ1つには、実は深い意味があるのです。
ヨガレッスンで何気なく行っているポーズの意味を知ることで、ますますヨガが深まるのではないでしょうか。

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この記事の著者
naoco

監修者

naoco

複数のヨガスタジオ・スクール等の立ち上げに参画し、フリーランスヨガインストラクターとして独立。
ヨガ資格者養成講師として全国各地にヨガインストラクターを多数輩出しているヨガの専門家。
自身のヨガスタジオ「ナディーンヨガ」を主宰している。

[保有資格]
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ヨガマスターインストラクター
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ピラティスマスターインストラクター
・骨盤調整ヨガTT修了


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複数のヨガスタジオ・スクール等の立ち上げに参画し、フリーランスヨガインストラクターとして独立。
ヨガ資格者養成講師として全国各地にヨガインストラクターを多数輩出しているヨガの専門家。
自身のヨガスタジオ「ナディーンヨガ」を主宰している。

[保有資格]
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ヨガマスターインストラクター
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ピラティスマスターインストラクター
・骨盤調整ヨガTT修了


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