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サウナスーツやホットヨガは、ダイエットに効果的なのか?

サウナスーツやホットヨガは、ダイエットに効果的なのか?
 
サウナはダイエットに効果的なのか?

「サウナで汗を流すと痩せる。」
「宴会の次の日は、サウナで汗を流してリセットする。」

これは良くあるトンデモなダイエット論です。
サウナでは痩せません。
そもそも外的な温度の変化で体脂肪が燃焼するというエビデンスはないのです。
脂肪燃焼には筋肉を刺激することが必要ですから、単に汗をかいただけでは脂肪燃焼効果は期待できないのです。

汗で出ているのは、ほぼ水分とミネラルです。(水分99%・ミネラル1%程度)
つまり、サウナのおじさんも、サウナスーツで走るボクサーも、ホットヨガに足繁く通うOLさんも、残念ながら汗をかくそれ自体でダイエット効果はありません。悪しからず。

 
なぜ、ボクサーはサウナスーツを着るのか?

では、なぜボクサーがサウナスーツを着るのでしょうか?
それは、ルールとして計量さえクリアすれば試合時の体重は原則問われないからです。
ボクサーは前日計量さえクリアしてしまえば、試合当日の体重は増えていても問題ないため、取り決められた体重より4〜5kg程度体重を増やして試合に臨むことがざらにあります。

例えば、計量2〜3日前まで70kgの体重がある選手が、試合の契約65kgをクリアするために最後水分をカットして、一瞬5kg軽くします。
計量をクリアしたら、すぐに水分補給や食事をとって、当日までに回復させます。
計量から試合までに24時間以上あるので、はじめから65kgの選手よりも5kg分体格で優位になります。(実際は皆が同じやり方をするので、だいたい同じくらいの体重に収まります。ただしコンディションの整えられる範囲内で収めることが大事です。)

体内の水分量は簡単に変化しますが、筋肉量はそんなに簡単に増減しませんので、
70kg→65kgにした選手は、「一時的に水分が減るが、戻せば70kg時の体格」となりますが、一方65kg→70kgの選手の一時的に増やした分はほぼ水分ですから「65kg時の体格+水分5kg」という図式になります。

一般の方の場合は、ボクサーのような数字合わせが必要ないわけですから、一時的な体重のために水分をカットしてまで減量する必要はありません。一時的に数字を合わせれば良いボクサーの減量と、長期的な維持が必要な一般の方のダイエットはまるで違うのです。

ボクサーですら、計量直前に汗を流して一時的に水分を減らす目的以外では、サウナやサウナスーツで体重を減らす必要はありません。減量期は代謝が落ちて身体が温まりにくいのでウォーミングアップ目的で着るのはありですが、先の通り、汗の99%は水分、1%がミネラルなのですから、サウナスーツで痩せるわけではありません。
そもそも発汗は、体温の過度な上昇を防ぐための身体の調整機能です。
運動は発熱させる体温上昇のプラス効果をもたらしますが、ただの発汗は体温を下げるマイナス効果をもたらします。
体温を下げようとするメカニズムが働く以上、何もしないで発汗させることがダイエットに効果的とは考えにくいです。

 
水太りって本当にあるの?

逆にいえば、水太りはありえないのです。
もちろん体内の水分量が増えて、一定期間体重が増えることはありますが、必ず出て行きます。

「絶対に水太りしている!」という方は、身体に水分が少ない状態が自分のデフォルト体重だと勘違いしているだけです。
50kgの人が49kgになった時、49kgがデフォルト体重だと思っているかもしれませんが、たまたま排尿や発汗などにより1kg少なかっただけで、本当は50kgなのです。
ボクサーも、普段の練習からサウナスーツを着て3〜4kg落として喜んでいる選手を見ますが、殆どが水分なので水を飲めばすぐに戻ります。
「水太り」ではなく、「無理やり減らした体重が水分で戻った」だけです。

運動量・食事量で体内の水分量は変化し、体重は毎日変動しますので、体重を毎日測ることに意味はないと言えます。
管理が好きな方にはダイエットモチベーションUPなどのメリットは考えられますが、一般的なダイエット目的なら週1で十分でしょう。
一喜一憂してダイエットに対してストレスを感じたり、成果が出ない時になげやりになって食べ過ぎてしまったりするデメリットもあります。

[参考記事]
あっという間に、正月太りを解消する方法

 
え?サウナはダイエットに全く効果なし!?

元々むくみやすい方の場合、流れが悪い可能性があり、血流を促すことも大切なので、二次的なダイエットとしてサウナも全く効果がないとは言い切れません。
ただし、サウナ後の体重減少ほどの効果はないことは断言できます。

一時的でも良いのでむくみを解消し、シェイプして見せたい場合には、一般の方でもサウナなどによる水分のコントロールをしても良いかもしれません。
しかしそれよりも2〜3日、減塩・糖質制限食をした方が、体内の水分量を減らせますので、健康的にむくみ解消が期待できます。
特に塩分・炭水化物は、水を溜め込みますので、結婚式等ここ一番の前には少なめにすると良いでしょう。

塩分に含まれるナトリウムには脳からの神経や筋肉への伝達などの役割があります。
心臓などの内臓も筋肉でできていますし、筋肉や神経が正常に動いているからこそ呼吸も正しくできるわけなので、ミネラルは身体に必要です。
汗をかくことは老廃物の排出を促したり、代謝を高めるため、悪いことではありません。しかし必要以上の汗をかいてしまうのは身体の中の水分とミネラルが不足する恐れがありますので注意が必要です。

内臓機能を正常に保つには、健全な食生活が必須なので、やはり結局ダイエットは食生活を変える必要があります。
汗をかく=ダイエットと思い込んで、サウナやサウナスーツ、ホットヨガを利用するのはおすすめできませんね。

 
まとめ

・発汗の内訳は、99%の水分と1%のミネラル
・ボクサーの減量は、ルールをうまく利用した一時的な数字合わせ
・日々の体重の増減を「水太り」と勘違いしない
・常温ヨガもホットヨガも脂肪燃焼効果は同じ
・一時的なむくみ解消には、サウナよりも塩分・炭水化物を控えることがおすすめ
・ダイエット目的でのサウナは効果薄


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[参考記事]
ダイエットに腹筋運動は必要なのか?知られざる腹筋運動の効果とは?
アルコールはダイエットの敵?結局、お酒って太るの?
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この記事の著者
山川和風

監修者

山川和風

フリーパーソナルトレーナー活動を経たのち起業。
カラダメンテ」「カラダメンテ養成スクール」「ヨガステ」「資格のマナビバ」の4ブランドを立ち上げる。
会社経営する傍ら、プロボクサーとして東洋太平洋・日本王者、フィリピン王者とも4度戦った。
”起業”と”プロボクサー”二足わらじの経験から、多様な働き方を推奨し、アスリートのセカンドキャリア支援活動にも力を入れる。
海外や日本全国で資格関連の講師活動や講演、ヘルスケアアプリ開発アドバイザー、書籍・雑誌の監修、TV・インターネットTVなど、メディア出演多数。

[経歴]
株式会社メイド・イン・ジャパン代表取締役
IBMA(国際ボディメンテナンス協会)理事

[保有資格]
・IBMA認定パーソナルストレッチマスタートレーナー
・IBMA認定ピラティスマスターインストラクター
・加圧国際大学認定KAATSUスペシャルインストラクター
・米国ISNF認定サプリメントアドバイザー

[ブログ]ameblo.jp/kazukaze/
[Twitter]@kazukazeymkw
[Instagram]@kazukaze

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会社経営する傍ら、プロボクサーとして東洋太平洋・日本王者、フィリピン王者とも4度戦った。
”起業”と”プロボクサー”二足わらじの経験から、多様な働き方を推奨し、アスリートのセカンドキャリア支援活動にも力を入れる。
海外や日本全国で資格関連の講師活動や講演、ヘルスケアアプリ開発アドバイザー、書籍・雑誌の監修、TV・インターネットTVなど、メディア出演多数。

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