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【動画あり】ストレス解消に効果的なヨガポーズ例とやり方

笑顔でヨガの安楽座で座る女性

2019年07月07日更新

<この記事のポイント>

・ヨガ呼吸やリラックス効果のあるポーズはストレス解消に効果的。
・副交感神経を優位にするポーズなどは特にリラックス効果がある。
・自律神経を整え、副交感神経を活性化させるヨガの前屈のポーズはストレス解消の方法におすすめ。

ストレス解消にヨガは効果的?

ヨガの効果・効能の中の一つに、ストレス解消があることは広く知られています。
適度な運動を行うことは、精神的なリフレッシュにも繋がるためです。

また、ヨガは自立神経系にもアプローチをするとされ、特にヨガの呼吸でリラックスを深めた状態は、副交感神経が優位になりやすいと言われています。
副交感神経が優位になった時に、人体はリラックス状態にあり、例えば睡眠している時などは副交感神経が優位に働いています。
忙しい毎日で交感神経が優位になりがちなライフスタイルを送っている方などには特に、ヨガによるストレス解消効果が期待できると言えるでしょう。

ヨガがストレス解消に効果的な理由

① ヨガ呼吸法によるリラックス効果
② 呼吸とポーズにより自律神経の乱れを整える
③ 適度な運動によるリフレッシュ効果
④ 肩こりや腰痛など、身体的ストレスからの解放

ヨガは、自律神経を整えたり、リラックス効果の高いポーズなども多くあります。
さらにヴィンヤサ系の運動量の多いヨガの種類でも、集中力のアップや適度な運動により心身のリフレッシュ効果によるストレス解消が期待できると言われています。

ストレスの種類とは?

人は複雑なストレス社会に生きています。
生体に外から加わる刺激のことをストレッサーと呼びます。
その刺激から身を守ろうとして反応する状態を、ストレスと呼びます。
元々は物理学で外からの圧力でできたゆがみのことを、ストレスと呼びました。これをハンス・セリエ博士が医学の分野で用いて、現在のように使われるようになったと言われています。

ストレスの種類は、
① 科学的(酸素欠乏・薬害・大気汚染など)
② 物理的(騒音・暑さ・寒さ・光など)
③ 生理的(疲労・過労・ウイルス・細菌などの侵入・栄養不足など)
④ 精神的(不安・緊張・悩み・怒り・悲しみ・諦めなど)
⑤ 理性(大脳新皮質)と本能(大脳辺緑系)との葛藤など
に分けられます。
これらのストレスを受けた時に放出されるのがストレスホルモンです。

ストレスホルモンとは?ストレスを感じる仕組み

ストレスホルモンの働きには、いくつかの特徴があります。
まず、ストレスに対して急速に反応する、交感神経と副腎髄質についてです。
ストレッサーを感知すると、視床下部から交感神経を経て副腎髄質からアドレナリンとノルアドレナリンを放出します。
これらをカテコールアミンと呼びます。
このカテコールアミンが、ストレスに対して緊急処置をおこないます。
ストレスがかかったときにドバッと放出されるので、かなり早く作用するのが特徴です。
他の多くのホルモンがゆったり血中を回って作用するのと違い、効き方の速度も違うようです。

一方、長期的な反応は、副腎皮質から糖質カルチコイドが行います。
ステロイドホルモンなので効き目が出るのはゆっくりですが、長く作用します。
血糖値を上げて、カテコールアミンの働きを強めるなどの作用を発揮し、ストレスに耐える身体の体制を整えます。
それにより、身体が多少長いストレスにも抵抗できるようになります。

これらのストレスに対して反応を起こす交感神経や副腎皮質も、間脳の視床下部がコントロールしています。
視床下部は情緒行動の脳ですから、肉体的なものだけでなく精神的なストレスも身体に大きな変化を与えます。

さらにこれらのストレスホルモンが放出を続けると、ホメオスタシス機能が限界を迎えます。
そうなると過剰な交感神経で自立神経の乱れや内分泌系の乱れ、免疫機能低下などもみられます。
身体は消耗期に入り、副腎皮質肥大・機能低下・胸腺や脾臓萎縮などがみられるようになります。

副交感神経を活性化させる方法

ストレスホルモンの過剰放出を防ぐためには、副交感神経を活性化させることで効果が期待できます。
・音楽を聴く
・自然に触れる
・指揉みをする(薬指以外とくに親指)
・深呼吸をする
・ゆっくり動く
・笑う
・お風呂に入る
・腸を整える

ヨガの深い呼吸は副交感神経を優位にし、ポーズを終えた後の穏やかな脱力状態は、さらに副交感神経への働きがあると考えられています。

ヨガの前屈ポーズは特にストレス対策におすすめ!

ヨガではリストラティブヨガや、前屈系のポーズがおすすめです。

① ジャヌシールシャアーサナ(頭を膝に近づけるポーズ)

② パスチモッターナアーサナ(座位の長座前屈)

③ バラアーサナ(子供のポーズ)

④ バッタコナアーサナ(合せきのポーズ)

前屈のポーズでは、副交感神経が主に支配している仙骨と首を刺激し、交感神経が支配している背中への負担を軽減します。
また、腰を伸ばしながら股関節から前屈することで仙骨にも刺激を与えることができるのです。

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[参考記事]
ヨガ・ピラティスレッスン前に!緊張を緩和、ストレスを解消するために効果的な呼吸法
「ヨガで自律神経を整える」はホント?
ストレスチェックとは?2015年12月から義務化された新制度とは?

この記事の著者
naoco

監修者

naoco

複数のヨガスタジオ・スクール等の立ち上げに参画し、フリーランスヨガインストラクターとして独立。
ヨガ資格者養成講師として全国各地にヨガインストラクターを多数輩出しているヨガの専門家。
自身のヨガスタジオ「ナディーンヨガ」を主宰している。

[保有資格]
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ヨガマスターインストラクター
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ピラティスマスターインストラクター
・骨盤調整ヨガTT修了


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複数のヨガスタジオ・スクール等の立ち上げに参画し、フリーランスヨガインストラクターとして独立。
ヨガ資格者養成講師として全国各地にヨガインストラクターを多数輩出しているヨガの専門家。
自身のヨガスタジオ「ナディーンヨガ」を主宰している。

[保有資格]
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ヨガマスターインストラクター
・IBMA(国際ボディメンテナンス協会)認定ピラティスマスターインストラクター
・骨盤調整ヨガTT修了


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