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「IBMA認定パーソナルトレーナーベーシック資格コース」資格スクールレポート

人体模型を使いながら講義をする講師

2019年09月25日更新

 

「IBMA認定パーソナルトレーナーベーシック資格コース」レポート!

IBMA認定パーソナルトレーナーベーシック資格コースのレポートをお届けします!
IBMA認定パーソナルトレーナー資格コースは、受講条件が「パーソナルストレッチアドバンストレーナー資格取得者」になっています。
ストレッチトレーナー資格コースで学ぶ身体の使い方、インナーマッスル(深層筋)を中心とした詳細な解剖学の理解、筋肉の触診技術を習得していることが前提となる資格のため、このような受講条件があるのです。
パーソナルトレーナーとして活動したい方はもちろん、呼吸法や姿勢改善を学ぶため、ヨガ・ピラティスインストラクターの方にも是非おすすめしたい資格コースです。

今回12月末に開催されたコースでは、満員御礼の9名(男性2名、女性7名)で行われました。
既にストレッチトレーナーとして活動している方がほとんどで、地方からストレッチマスター資格者の方も参加されていました。

姿勢改善、ボディメイキング、パフォーマンスアップ、痛みの改善など、沢山のニーズに対応できます

ダイエットを除けば、現場のニーズの殆どは姿勢改善、ボディメイキング、パフォーマンスアップ、痛みの改善に絞られています。
ダイエット指導では食事の改善や行動変容の要素が大半を占めますが、それ以外のニーズは共通していて運動学習で身体の使い方を習得するボディワークが必要です。
このパーソナルトレーナー資格コースはボディワークを中心とした内容になっています。
姿勢改善やボディメイキングにおけるトレーニングアプローチ、アセスメント(評価)、呼吸法など、パーソナルトレーナーとしてワンランク上の技術を習得し、個々の身体に合わせたパーソナルトレーニングを提供できるトレーナーを目指します。

骨盤調整(歪み改善)、猫背、反り腰、側弯改善(肩こり、腰痛改善)、X脚・O脚改善、足部アーチ改善など、姿勢改善やボディメイキングのニーズに応えられるトレーニングアプローチ方法を習得することで、一人一人の身体構造に合わせたパーソナルトレーニングの提供が出来るようになります。
また、ファンダメンタルとして呼吸法の習得も入っています。
脂肪燃焼には水分と酸素が必要なので、正しい呼吸を習得することでもダイエット効果は得られます。
人は1日に2万回以上呼吸すると言われていますから、正しい呼吸を習得することは想像以上に様々な効果が期待できるのです。

[参考ブログ記事]
ストレッチに秘められた美容効果!姿勢改善は”筋肉の長さを変える”というアプローチで
脚やせダイエットはこうやる!正しい美脚の作り方

クセを見抜くにはアセスメントが重要です!

はじめに、トレーニング理論の概論を座学で確認していきます。
ただ解剖学などをベースとしたボディワークはストレッチ資格コースで既に学んだボディワーカーばかりですので、座学には多くの時間をかけること無く、早い段階で実際に身体を動かしながらのワークに入っていきます。

先ずは6つのアセスメント(評価)で、以下8つのタイプどの項目に当てはまるかを分類していきます。(複数あり)
① 努力性呼吸タイプ
② 腰椎屈曲タイプ
③ 腰椎伸展タイプ
④ 腰椎回旋タイプ
⑤ 股関節内旋タイプ
⑥ 胸部屈曲・頭部前方タイプ
⑦ 肩甲骨不安定タイプ
⑧ O脚・X脚タイプ

ここでは、6種類のアセスメントのうちの1つ「スクワットテスト」をご紹介します!
スクワットテストでは、たくさんの評価ポイントがあります。
先ずは、矢状面での関節の屈曲バランスを評価します。
矢状面の場合、脛骨(下腿)と脊柱のラインが平行であることがとても重要です。
例えば、脛骨のラインに比べて、脊柱のラインが前に倒れている場合、このスクワットは「股関節屈曲タイプ」のスクワットだと判断することができます。
反対に脊柱のラインに対して脛骨のラインが前に倒れてしまっている場合、これは「膝屈曲タイプ」のスクワットだと判断することができます。
他にも、前額面で左右バランスを、水平面では回旋バランスをチェックしていきます。

次に、スクワットの動きだしは膝なのか(ニースクワットタイプ)、股関節なのか(ヒップスクワットタイプ)も評価基準として必要です。
例えば、スクワットの評価を矢状面で行う場合、股関節か膝関節、どちらの関節の運動が大きいかを見分けることによって、どの筋群のストレスが強いかを判断する事ができるからです。
スクワット動作を評価する際、その方が股関節よりも膝から先に曲がる(膝の屈曲)動作が見られるのであれば、その方は「膝屈曲タイプ」と判断することができ、基本的には膝周りの筋群である大腿四頭筋を使う傾向が強くでるタイプといえるでしょう。
骨盤の前・後傾のバランスが悪いと、自分ではお尻を使ってスクワットをしているつもりが、いつの間にか腰(下背部)ばかり使ったスクワット動作になってしまうのです。
誤ったフォームを防ぐためには、まず特定の部位だけにストレスを与えないスクワット動作を理解する必要があります。
逆に、膝関節よりも先に股関節の屈曲が強くでるタイプの方であれば、身体の後面の筋群(腰部、大臀筋、ハムストリング)を使いやすい「股関節屈曲タイプ」だと言えます。
「膝がつま先より前にでないように」と指導を受けている方のスクワットは膝の動きを意識しすぎてこの「股関節屈曲タイプ」になりやすくなります。

こうした正しい身体の使い方ができていないと、つけたくない場所に筋肉がついてしまったりということが起こりますので、ボディメイキングとしても正しいトレーニングができるようになります。
例えば、ヒップアップしたくてスクワットをしたはずなのに、脚が太くなってしまうことが起こるのは、身体の使い方が問題なのです。

つま先重心なのかかかと重心なのか、膝とつま先の向き(ニーイン・ニーアウト)、脊柱が自然なカーブを作れているか胸郭の柔軟性も含め、沢山の評価していきます。
動きやすい方向に動くクセは生まれますし、バランスを整えるために使えていない筋肉を使えるようにする必要があります。
その人の動きのクセや傾向を掴み、トレーニングで改善させるためにアセスメントは必要不可欠なのです。

[参考ブログ記事]
なぜ、パーソナルトレーナーはスクワット指導でつま先と膝の向きを合わせたがるのか?

トレーニングの概念が変わる!実感するボディワークの効果

ここからは15種類のトレーニング方法を習得していきます。
ファンダメンタルや全てのタイプに使える万能型のトレーニングもあれば、腰椎伸展タイプや肩甲骨不安定タイプなど、個別に効果が見込めるトレーニングもあります。

O脚・X脚にも効果的な「ハーフニーリングペルビックローテーション」では、腹部の圧を意識しながら体幹部の回旋が出ないように、体幹部と骨盤帯の分離運動をしていきます。
股関節回旋筋群、体幹がターゲットになります。
ざっくりお伝えすると、骨盤のコントロールができないと、O・X脚になりやすいため、体幹部と骨盤帯の分離運動ができるように動きを身体に覚え込ませていきます。
動きはとてもシンプルなのですが、見ていくポイントが沢山あるので修正ポイントは複数に渡ります。

「たったこれだけの動きなのに、汗が出る!」
「今までのトレーニングは何だったんだ…」
など、トレーニングの概念から覆されたような感想が出ていました。

パーソナルトレーニングと聞くと、ベンチプレスで胸を鍛えたり、ダンベルを持って二の腕を鍛える、ウェイトトレーニングのやり方を教えてくれるイメージがあるかもしれません。
しかし、IBMA認定パーソナルトレーナー資格コースで学ぶことは筋トレのやり方を教えるものではありません。
身体の使い方を習得するためのトレーニングです。
現場でパーソナルトレーニングをお客様に提供している時間は週1〜2回・60分程度でしょう。
残りの6日と23時間はお客様ご自身に委ねるしかありません。
僅かな時間で身体の正しい使い方を覚え込ませることで、日常生活でも正しい動きができるようになるのです。
この時間を有意義に、正しい身体の使い方ができていれば、効果が出るのは言うまでもありませんね。

ゴールは、ボディワークの習得です

ワーク中の印象は、とにかく質問のラッシュです(笑)
パーソナルトレーナー、ストレッチトレーナーだけでなく、ダンサーや整体師、ヨガインストラクターなど、幅広い分野で活躍している方々が参加されるので、自分の分野に合わせた質問や、こんなお客様にはどう対応するのか?ダイエット指導ではどう生かしていくのかなど、パーソナルな質問も沢山出てきます。
講師は、豊富な知識と経験を積んできているので、全ての質問に丁寧に応えて解決していきます。おーっ!、という感嘆の声も何度も聞こえてきていましたね。

この資格コースのゴールは、「ボディワークを習得すること」と言っても過言ではありません。
頚部のトレーニングでは、首の痛みが改善する方もいて、講師の「痛みを追うのではなく、動きを追うんですよ。」という言葉が身にしみました。
ボディメイキングでも痛みの改善でも、やはり身体の使い方を学ぶことが大切なのです。

ダイエットに関しても、BMIが高い肥満の方を対象としたダイエットであれば、糖質制限で十分成功するでしょう。
しかし現場では、BMIが標準以下にも関わらず、気になっている部分がある方は沢山来られます。こうした方に糖質制限をすることは果たして正しいダイエットなのでしょうか?
運動学習で身体の使い方を変えて、ボディメイキングしていく必要なのではないかと考えます。

IBMA認定パーソナルトレーナーコースは、ダイエットトレーナーだけではなく、ワンランク上のボディメイクをしたい方、お客様のパーソナルなニーズに応えていきたい方はぜひおすすめしたい資格コースになります。
ぜひ、ご参加お待ちしております!

[ストレッチの上位資格「パーソナルトレーナー」を目指す方は]
IBMA認定パーソナルトレーナー資格取得コース

[参考ブログ記事]
「IBMA認定パーソナルストレッチベーシック資格取得コース」資格スクールレポート
「IBMA認定パーソナルストレッチアドバンストレーナー資格取得コース」資格スクールレポート
パーソナルトレーナーの年収(給料)・報酬
パーソナルトレーナーになるには
パーソナルトレーナー資格に+αで取得したい資格とは?

この記事の著者
カラダメンテ養成スクール

東京でボディーワークの資格取得を目指す「カラダメンテ養成スクール」
IBMA認定資格、加圧国際大学認定資格など、ボディワークに関する権威のある資格取得を目指すスクールです。

①ヨガインストラクター資格
②ピラティスインストラクター資格
③パーソナルストレッチトレーナー資格
④パーソナルトレーナー資格
⑤タイ古式マッサージセラピスト資格
⑥加圧トレーニングインストラクター資格

6つの資格コースと数々のワークショップを開催しています。
https://school.karadamainte.com/


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この記事の著者
カラダメンテ養成スクール

監修者

カラダメンテ養成スクール

東京でボディーワークの資格取得を目指す「カラダメンテ養成スクール」
IBMA認定資格、加圧国際大学認定資格など、ボディワークに関する権威のある資格取得を目指すスクールです。

①ヨガインストラクター資格
②ピラティスインストラクター資格
③パーソナルストレッチトレーナー資格
④パーソナルトレーナー資格
⑤タイ古式マッサージセラピスト資格
⑥加圧トレーニングインストラクター資格

6つの資格コースと数々のワークショップを開催しています。
https://school.karadamainte.com/


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